「塩分過多+糖質過多」は最悪の組み合わせ。泌尿器科医が推奨、生活習慣病を予防する「4つの基礎習慣」

運動は、ジムより屋外で行ったほうがいい

緯度の高い地域の人々は、日光浴不足でビタミンDが欠乏しているうえ、塩分過多になりがちな食生活によって、腎臓がんの罹患率が高い――。

たとえ緯度が低い地域に住んでいても、ずっと室内にこもり切りでは日光が不足します。

減塩を心がけるとともに、なるべく日光に当たるようにライフスタイルを改めていくことで、腎臓がんのリスクはぐんと低くできるはずです。肥満対策のために運動習慣をとり入れるなら、できればジムなどではなく、屋外で行うといいでしょう。まずは1日10~30分程度、近所をウォーキングする習慣をもつだけでも、十分、肥満の予防、解消が期待でき、不足しがちな日光浴にもなります。

できるだけストレスフリーで生きる、塩分過多と糖質過多の食事をやめる、色とりどりの野菜をふんだんに食べる、運動習慣をもつ――。

こうした習慣で高血圧、酸化ストレス、肥満を防いでいけば、腎臓がんのみならず、あらゆる生活習慣病の予防につながります。

 

堀江重郎
泌尿器科医、医学博士。1960年生まれ。日米の医師免許を取得し、米国で腎臓学の研鑽を積む。2003年帝京大学医学部主任教授、2012年より順天堂大学大学院医学研究科泌尿器科学主任教授。順天堂医院泌尿器科長。腎臓病・ロボット手術の世界的リーダーであり、科学的なアプローチによるアンチエイジングに詳しい。日本抗加齢協会理事長、日本メンズヘルス医学会理事長。

※本記事は堀江重郎著の書籍『尿で寿命は決まる 泌尿器の名医が教える 腎臓・膀胱 最高の強化法』(SBクリエイティブ)から一部抜粋・編集しました。
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