冷やご飯の特徴を生かしたダイエット法が「お茶漬けダイエット」。自然と食べ過ぎを防ぎ、簡単で続けやすく、食欲のわかない夏にぴったりの食事法です。栄養学博士の白鳥早奈英(しらとり・さなえ)先生に、「お茶漬けダイエットのコツ」について教えていただきました。
ご飯は冷凍OKです!
レジスタントスターチ(食物繊維と同じ働きがあり、体内に吸収されにくい成分)の多いご飯を作るにはコツがあります。
少なめの水で、吸水させずに、硬めに炊きます。
炊けたらすぐに混ぜて水分を飛ばし、常温で冷ましてから冷蔵庫または冷凍庫へ。
小分けしてラップなどに包んで冷蔵庫・冷凍庫で保存すると便利です。
冷凍ご飯は平らにして。
自然解凍すると成分が損なわれません。
食べ方のコツ
① 冷やご飯に...
朝ご飯か昼ご飯なら、女性70g 、男性100gでも良いでしょう
女性は上の画像の50g(84kcal)を目安に。
男性は上の画像の70g(117kcal)が目安です。
② おかずをのせて、緑茶をかけます。
ペットボトルのお茶よりも、急須で少し濃いめにいれるとよいでしょう。熱々をたっぷりでも、冷茶でもおいしい。
【貧血気味の人は...】
緑茶には鉄分の吸収を妨げる働きがあるため、貧血気味の人は控えるか、少しずつ試してください。
「お茶漬けダイエット」続け方5カ条
1.夕食をお茶漬けにする。
3食のうち1食を替えて。夕食なら最も効果が出やすいでしょう。
2.夜8時までに食べる。
夕食で摂取したカロリーはその日のうちに消費したい。またカフェインは摂取後3~4時間で排出されます。
3.おかずでたんぱく質を摂る。
お茶漬けにのせたり、別皿で添えるおかずは、鶏むね肉や魚介、大豆製品などたんぱく質を中心に。
4.あとの2食は普通に食べる。
食事を抜いたりせず、かといって食べ過ぎないように。バランス良くきちんと食べましょう。
5.まずは2週間続ける。
体験者の多くは1~2週間で体重が減りはじめました。結果が出ると続ける気力もわきます。まず2週間を目標に。