いよいよ「平成」が終わりを迎えます。ニッポンが駆け抜けてきたこの30年間、何が起こり、何が変わったのか......。「とらえどころのない時代」と言われがちな「平成」とは一体何だったのか、この機会にわかりやすいイラスト図解とともに振り返ってみましょう。
※この記事は『雑学ニッポン「出来事」図鑑』(KADOKAWA)からの抜粋です。
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安保(あんぽ)法成立【2015(平成27)】
自衛隊の活動範囲拡大をめぐる法案反対デモが激化!
第3 次安倍内閣において、自衛隊の活動範囲などを拡大する「安全保障関連法案」(平和安全法制)が可決。「集団的自衛権の行使」から「武力行使」「憲法違反」をめぐって大きな問題となり、全国で法案反対のデモも行なわれました。
[2015年5月26日]
衆議院で審議入り
「安全保障関連法案」が衆院本会議で審議入り。政府・与党は今国会での成立をめざすも野党からの反発は強く、激しい論戦が繰り広げられる。
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[7月16日]
衆議院本会議で可決
衆議院本会議で起立採決され、自民党・公明党・次世代の党などの賛成により可決。参議院へ送付される。
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[2015年9月19日]
安保法成立
9月17日に参院本会議で自民・公明両党などの賛成多数で可決。9月19日に閣議決定され「安保法」が成立。正式には「我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資するための自衛隊法等の一部を改正する法律」。
●大規模デモ(抗議運動)の発生
首都圏の大学生らが中心となって結成された「SEALs(シールズ)」(Students Emergency Action for Liberal Democracy-s)などの団体が先導して、反対派によるデモが拡大。国会前に群衆が集結し、法案反対を訴えた。
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