衣類を入れ替えるいまの季節は、クローゼットや引き出しを片づけるベストシーズン。着なかった冬服が一目瞭然なので処分しやすいんです。まずは不要な服を整理し、その後に並べ方、しまい方を工夫しましょう。整理収納コンサルタントの須藤さんに、かさばる冬服もスッキリ収納できるテクニックを教えてもらいました。
冬服をしまうタイミングでしまい方を見直して
衣類を入れ替えるいまの季節は、クローゼットや引き出しを片づけるベストシーズン。
「このタイミングは、着なかった冬服が一目瞭然なので、処分しやすいんです。まずは不要な服を整理し、その後に並べ方、しまい方を工夫する。この手順ですすめれば、使いやすいスペースが作れます」と、整理収納コンサルタントの須藤さん。
「衣類は増えやすいので、見直すタイミングを見逃さないことが大事。空間に余裕ができると衣類が取り出しやすくなり、選ぶのも楽しくなりますよ」。
冬ものをしまう前に。この冬、着なかった服を抜き出します
着る可能性が低い服は、しまう前に処分するとクローゼットに余裕ができます。
「10着は処分したいもの。似た色・形の服が何枚もあれば、その中から1枚だけ残して」。
処分できない場合は別の場所で一時保管を。
残す服は汚れを落とし、毛玉は取ってしまいましょう
汚れたまま収納すると、黄ばみやシミ、虫食いなどの原因になります。
全て洗ってからしまうこと。
「セーターの毛玉なども、毛玉取りで手入れをしてからしまうと来年がラクですよ」
テクニック1:クローゼットの使い方
衣類を掛けるときは、自分なりにルールを決めておきましょう。
「おすすめは、丈別に分けてから季節別に並べること。丈別にすると下の空間が有効活用できます。バーの中央は、いま着る服を。季節外の服は端にまとめると探しやすくなります」
記事はこちら:衣類を「丈と季節」の2段階で分けて。プロが教える「クローゼットの収納テクニック」
テクニック2:引き出しの使い方
衣類を重ねて入れると、下に入っている服が見えないために探しにくくなります。
どんな引き出しでも、基本は立ててしまうのがコツ。
さらに前後を使用頻度で分け、手前にいま着る服、奥に頻度の低い服や季節外の服をしまうと使いやすくなります。
ニットやTシャツは、四角く畳んで立てると見やすく取り出しやすくなります
パンツは、不織布ケースに入れれば衣替えは前後を入れ替えるだけでOKに!
記事はこちら:100均も上手に活用!プロが教える「見渡せる引き出し」の作り方
テクニック3:衣服の「四角畳み」
引き出しをごちゃつかせない畳み方は、一度覚えれば一生使えるテクニック。
「完成形が四角形になるようにイメージしながら、畳む幅と高さを引き出しに合わせます。正しい畳み方でしまうと、より多くの衣類がしまえるようになりますよ」
浅い引き出しに厚手の服をしまう場合は、洋服を広げて袖を前身頃に重ね、収納ケースの高さに合わせて裾から3回くらい内側に折ってください
記事はこちら:一度覚えれば一生使える! 衣服の「四角畳み」テクニック
テクニック4:圧縮袋の使い方
衣類を減らしてもクローゼットやたんすがパンパン...。
そんな場合は、圧縮袋に頼ってみませんか?
「かさばる衣類だけでも圧縮すると、収納スペースがグンと増えます。使うときは、衣類を洗ってよく乾燥させてからしまいましょう」
ふとん用が主流だった圧縮袋ですが、最近は旅行用の小さめサイズも増えています。100円ショップで、大きさや衣類の数に合わせてぜひ選んでみてください。モヘアやファー、カシミアやシルクなどデリケートな素材は避けてください。
記事はこちら:かさばる「冬もの」を省スペースで収納! 進化する「圧縮袋」のススメ
記事はこちら:もこもこセーターがスッキリ!「圧縮収納」やってみました
衣替えが終わったら「防虫スプレーをかけて虫食いを予防」
しまい終えた秋冬服は、防虫対策を忘れずに。
「おすすめは、どんな場所にも使えるスプレータイプの防虫剤。効き目が約6カ月持つので、秋の衣替えまで一度のお手入れで済みます」。
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取材・文/佐藤由香 撮影/木下大造