衣類を入れ替えるいまの季節は、クローゼットや引き出しを片づけるベストシーズン。着なかった冬服が一目瞭然なので、処分がしやすいのです。まずは不要な服を整理し、その後に並べ方、しまい方を工夫しましょう。今回は、整理収納コンサルタントの須藤さんに「クローゼットの使い方」を教えてもらいました。
丈で分け、その中を季節で分けると「いま着る服」が取り出しやすくなります
衣類を掛けるときは、自分なりにルールを決めておきましょう。
「おすすめは、丈別に分けてから季節別に並べること。丈別にすると下の空間が有効活用できます。バーの中央は、いま着る服を。季節外の服は端にまとめると探しやすくなります」
丈別にすると下の空間が 有効に使えます
長い丈、短い丈でまとめると、下に衣装ケースやカゴなどが入れやすくなります。
収納スペースが少ない人は、ぜひ並べ替えを試してみて。
薄型ハンガーにするとすっきりコンパクト!
クローゼットがきつい場合は、ハン ガーの見直しが有効。
「肩やピンチ部分が厚いと場所ふさぎに。薄型にするだけで空間に余裕ができます」。
他にもこんな並べ方も!
[色別に並べる]
持っている服が把握しやすく、探すのがラクになります。
[シーンで分ける]
喪服などあらたまった外出着と普段着を分けるのも簡単な方法。
【ハンガーにつるす時の畳み方】ニットワンピースの場合
そのまま掛けると型くずれの危険があるニットワンピースは、畳んでつるすと安心。
① 身頃を縦半分に畳み、袖は重ねる。袖と身頃の間にハンガーを置く(フックの部分が脇にくるように)。
② ハンガーの角度にそって身頃を畳む。
③ 袖を畳む。その状態でハンガーごとクローゼットに掛ける。
【完成!】
取材・文/佐藤由香 撮影/木下大造 イラスト/石山綾子