衣類を「丈と季節」の2段階で分けて。プロが教える「クローゼットの収納テクニック」

衣類を入れ替えるいまの季節は、クローゼットや引き出しを片づけるベストシーズン。着なかった冬服が一目瞭然なので、処分がしやすいのです。まずは不要な服を整理し、その後に並べ方、しまい方を工夫しましょう。今回は、整理収納コンサルタントの須藤さんに「クローゼットの使い方」を教えてもらいました。

丈で分け、その中を季節で分けると「いま着る服」が取り出しやすくなります

衣類を掛けるときは、自分なりにルールを決めておきましょう。

「おすすめは、丈別に分けてから季節別に並べること。丈別にすると下の空間が有効活用できます。バーの中央は、いま着る服を。季節外の服は端にまとめると探しやすくなります」

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丈別にすると下の空間が 有効に使えます
長い丈、短い丈でまとめると、下に衣装ケースやカゴなどが入れやすくなります。

収納スペースが少ない人は、ぜひ並べ替えを試してみて。

薄型ハンガーにするとすっきりコンパクト!

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クローゼットがきつい場合は、ハン ガーの見直しが有効。

「肩やピンチ部分が厚いと場所ふさぎに。薄型にするだけで空間に余裕ができます」。

他にもこんな並べ方も!衣類を「丈と季節」の2段階で分けて。プロが教える「クローゼットの収納テクニック」 2004p055_04.jpg

[色別に並べる]
持っている服が把握しやすく、探すのがラクになります。

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[シーンで分ける]
喪服などあらたまった外出着と普段着を分けるのも簡単な方法。

【ハンガーにつるす時の畳み方】ニットワンピースの場合

そのまま掛けると型くずれの危険があるニットワンピースは、畳んでつるすと安心。

① 身頃を縦半分に畳み、袖は重ねる。袖と身頃の間にハンガーを置く(フックの部分が脇にくるように)。

衣類を「丈と季節」の2段階で分けて。プロが教える「クローゼットの収納テクニック」 2004p055_06.jpg② ハンガーの角度にそって身頃を畳む。 衣類を「丈と季節」の2段階で分けて。プロが教える「クローゼットの収納テクニック」 2004p055_07.jpg

③ 袖を畳む。その状態でハンガーごとクローゼットに掛ける。

衣類を「丈と季節」の2段階で分けて。プロが教える「クローゼットの収納テクニック」 2004p055_08.jpg【完成!】
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取材・文/佐藤由香 撮影/木下大造 イラスト/石山綾子

「かさばる冬服もスッキリ!衣類の収納、これが正解!」の記事はこちら!

 

須藤昌子(すどう・まさこ)さん

整理収納コンサルタン ト。整理収納のブログが話題となり、2017年Ameba公式トップブロガーに。 セミナーやコラム執筆など多方面で活躍中。著書に『リバウンドしない収納はど っち?』(KADOKAWA)など。

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『リバウンドしない収納はどっち?』

(須藤昌子/KADOKAWA)

大人気ブロガー初の書籍!片付かないのは収納方法が間違っているのではなく、収納が生活に合っていないから。クローゼット、冷蔵庫、シンク下から洗面所まで……。整理収納コンサルタントが、生活に合った収納方法を「どっち?」形式でご紹介します。リバウンドしない、あなたに合った収納方法がきっと見つかります。

この記事は『毎日が発見』2020年4月号に掲載の情報です。

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