衣類を入れ替えるいまの季節は、クローゼットや引き出しを片づけるベストシーズン。着なかった冬服が一目瞭然なので処分しやすいんです。まずは不要な服を整理し、その後に並べ方、しまい方を工夫しましょう。整理収納コンサルタントの須藤さんに、冬ものの収納におすすめの「圧縮袋の使い方」について教えてもらいました。
かさばる冬ものは「圧縮袋」を使ってグーンと省スペース!
衣類を減らしてもクローゼットやたんすがパンパン...。
そんな場合は、圧縮袋に頼ってみませんか? 最近では旅行用などさまざまなサイズが手軽に手に入るんです。
「かさばる衣類だけでも圧縮すると、収納スペースがグンと増えます。使うときは、衣類を洗ってよく乾燥させてからしまいましょう」
「衣類用圧縮袋」はこんなに便利!
1.100円ショップで気軽に買える
圧縮袋というとふとん用が主流でしたが、最近増えてきたのが旅行用の小さめサイズ。
100円ショップにはたくさんの種類があり、大きさや衣類の数に合わせて自在に選べます。
2.型くずれしない衣類であればほぼ使える!
フリース、トレーナーなど厚手の普段着をコンパクトにしまいたいとき、特に重宝します。
ダウンジャケットは素材と圧縮袋の性能表示によるので、使用上の注意をよく確認すること。
3.手で押すだけで簡単に圧縮できる
おすすめは、掃除機を使わずに手で押して空気を抜くタイプ。
力をそれほどかけなくても簡単に閉じられ、くり返し使えます。
あれば、空気が逆戻りしにくい「逆止弁」つきを選んで。
4.サイズ、種類が豊富
さまざまな大きさのものが揃っていますが、引き出しや衣装ケースに入れるなら、旅行用サイズ(目安はセーター1~2枚)がベスト。
まとめて入れたいときは大きめを選びましょう。
5.マフラーや小物もまとめてしまえる!
衣類だけでなく、毛糸の帽子やマフラー、手袋、冬用の靴下など小物類をまとめて入れられるのも便利。
衣類に限らず、はんてんや冬用パジャマなど厚手のものにもおすすめです。
【圧縮袋に向かない衣類は?】
モヘア、ファー、天然の毛皮や皮革、カシミア、シルクなどデリケート素材は避けて。
プリントされたトレーナーなどは、プリント面を内側にしてしまうと安心です。
※圧縮袋を使用する際は、購入した商品の注意書きをよく読み、メーカーの指示通りに使用してください。
取材・文/佐藤由香 撮影/木下大造