日頃のモヤモヤやイライラ...人生を重ねると、さまざまな心配事が出てきますよね。そこで定期誌『毎日が発見』の「お悩み相談」コーナーから「読者の悩みと専門家のおこたえ」を抜粋してご紹介します。今回は、「家事に時間がかかり自分の時間がない」というお悩みに、マインドフルリーダーシップインスティテュート代表理事の荻野淳也さんがアドバイス。さあ、あなたは...どう思われますか?
【お悩み】
家事、炊事をしているとあっという間に一日が過ぎてしまいます
2人の子どもはそれぞれの家族と暮らしており、いまは夫婦2人の生活が続いているが、家事、炊事は全て自分でやっていて、一日があっという間に過ぎ去っていきます。
やっと終わった、と腰を下ろしたときには、もう眠くなっています。
趣味に没頭している友人を見ると、とてもうらやましい。
家事、炊事を効率よく終わらせて、自分の時間をつくるにはどうしたらよいか、日々思い悩んでいます。
少しでも時間がつくれるようなら、絵を描いたり、映画を観たり、ぬい物をしたりしてみたいです。
新潟県 T・Mさん(78歳)
【おこたえ】
毎日していることそれ自体をやめてしまうのもあり
家事の効率化というお話ですが、これは仕事の効率化の方法が役に立つでしょう。
仕事では、上司からの指示などで、徐々に業務量が増えていきがちで、定期的に仕事の見直しが必要です。
1つ目は、やり方を変える。
例えば、床掃除はいま、掃除ロボットが発達してますので、かなりの時間が削減可能です。
他にも、家事、炊事の手間がかからない、操作が簡単な家電製品は多くありますから、試してみましょう。
2つ目は、人に委託する。
家事で言えば、夫に担当変更をお願いすることも必要でしょう。
いまさら、と思うかもしれませんが、役割を与えることで積極的に動く可能性もあります。
最後に最も効果的なのは、やめてしまうこと。
つい、これはやめられない、と思いがちですが、やめても平気なことも実は多くあるものです。
毎日やっていることであれば、週1回など、回数を減らしてみるのも良いでしょう。
いちばん大切なのは、あなたの心の状態。
自分の時間をつくり、心を生き生きした状態に保ちましょう。
その方が、家事の効率化にもつながります。
●荻野淳也さん(マインドフルリーダーシップインスティテュート代表理事)
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