日頃のモヤモヤやイライラ...人生を重ねると、さまざまな心配事が出てきますよね。そこで定期誌『毎日が発見』の「お悩み相談」コーナーから「読者の悩みと専門家のおこたえ」を抜粋してご紹介します。今回は、「同居している義母の部屋が物だらけで...」というお悩みに、作家、あかね屋代表の橋本きよみさんがアドバイス。さあ、あなたは...どう思われますか?
【お悩み】
義母の部屋は物だらけ 救急隊員も呼べない
同居している85歳の義母の部屋には、物があふれております。
何度となく片付けをすすめるのですが、「死んだら全部捨ててよい」の一言で、いつも終わってしまいます。
コロナ禍においても、人生を楽しみたいと外出は厭わず、誰からみてもアクティブなのは良いのですが、嫁としてはもう少し部屋をきれいに、いつも気持ちよく過ごしてほしいんです。
このままだと義母の部屋には恥ずかしくて救急隊員も呼べません。
しかも、昔から通販をよく利用し、美容だの、健康だのといろいろ買っているようで物が増えるばかりです。
茨城県 I ・Kさん(67歳)
【おこたえ】
慣れ親しんだ物の中にお姑さんの大切なモノ、コトがある
お姑さんはお年のいかれた方です。
物があふれている中に、なぜか、安らぎがあるのです。
「死んだら捨ててよい」ということであれば、いまはそっとしておいてあげましょう。
慣れ親しんだ品々に包まれた暮らしの中に、なにかを見つけようとしているのです。
ほかの人から見ればつまらない物でも、お姑さんにとっては大切な品々です。
救急隊員も呼べないと心配されていますが、必ずしも救急隊員を呼ぶ事態が来るとは限りません。
先を思い煩って、いまを失くしていませんか。
通販をよく利用されているそうですが、なにか楽しみを見つける元気の源になっているのだと思います。
結構なお姑さんです。
●橋本きよみさん(作家、あかね屋代表)
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