日頃のモヤモヤやイライラ...人生を重ねると、さまざまな心配事が出てきますよね。そこで定期誌『毎日が発見』の「お悩み相談」コーナーから「読者の悩みと専門家のおこたえ」を抜粋してご紹介します。今回は、「知り合いの優しさが、押し付けがましくうんざり...」というお悩みに、カウンセラーの時田ひさ子さんがアドバイス。さあ、あなたは...どう思われますか?
【お悩み】
優しさが押し付けがましくうんざりします
花壇に花を植えたり、農家のお手伝いをするボランティア活動をしています。
コロナ禍でも比較的参加しやすいので、気分転換になって良いのですが、どうしても苦手な人がいます。
一見、丁寧で優しい方なのですが、「いかがですか?」とか「大丈夫ですか?」という声がけがしつこく感じ、説明もくどく感じます。
活動終わりに配られるお茶を、理由があって断ったときも、追いかけてきて渡されたことがあります。
もううんざりです。
岐阜県 F・Kさん(67歳)
【おこたえ】
気持ちを外に出すことで抱えないように
ご自分が機嫌よく過ごせる方法を模索され、工夫なさってますね。
ただこのような場合、相手の方が悪気があるわけではなさそうであるため、あからさまに腹を立てるのもおかしな対応になり、そのイライラした気持ちをどこに持っていけばよいのかを迷われるのではないでしょうか。
相談者さんは物事をよく見て、周囲の出来事によく気付かれるタイプなのでしょう。
そのような方は、とても優しい方でもあります。
なので、怒ってはいけないとご自身の中の「うんざり」を抑圧して、ないことにしてしまいやすく、その結果、相手への嫌悪感を大きくしてしまいやすい傾向があります。
相手への嫌悪感を覚えたらすぐ解消していくのが有効です。
方法は、「うんざりなのよ!」という気持ちを外在化させます。
外在化とは、自分の外に出す、ということです。
例えば「うんざり」と帰り道に小声でつぶやきながら、気持ちを踏みつぶすように歩いてみてください。
時には強めに踏みつけ、安全な方向に小石を蹴飛ばすなども良いです。
私はよく、文句を鼻歌にして小声で歌ったり、車を運転しながら大きな声で文句を言ったりしています。
ただし、うんざりの気持ちを他人に知られることがないように、おひとりで実践していただくのが賢明です。
●時田ひさ子さん(カウンセラー)
※記事に使用している画像はイメージです。
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