娘2人は結婚し、跡取りのいない私たち60代夫婦の「墓じまい」をどうすれば.../お悩み相談

日頃のモヤモヤやイライラ...人生を重ねると、さまざまな心配事が出てきますよね。そこで定期誌『毎日が発見』の「お悩み相談」コーナーから「読者の悩みと専門家のおこたえ」を抜粋してご紹介します。今回は、「子どもは娘だけ。2人とも遠方に嫁いだためお墓や不動産などどうしたらいいものか...」というお悩みに、ノンフィクション作家の松原惇子さんがアドバイス。さあ、あなたは...どう思われますか?

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【お悩み】
子どもは娘だけ。跡取りなき後、お墓をどうすれば

私の子どもは2人とも娘です。

跡取りはいません。

娘はそれぞれ結婚後、遠方に住んでいます。

そこで私はいろいろと考えてしまうのですが、私たち夫婦や夫の親の遺骨、お墓、そして不動産をどうしたらよいかと思っています。

まずは墓じまい。

いつからどう始めていけばいいか、どこに相談したらいいか、迷ってしまいます。

長野県H・Aさん(66歳)


【おこたえ】

考えるのをやめれば気がラクに いまを楽しんで!

あなたは、きっと几帳面な方なのね。

遺骨やお墓や不動産のことが心配というのは、死後のことをきちんとしておきたいからですよね。

ちょっとだけ気持ちは分かるけど、落ち着いて考えてみて!

死んだ後のことは自分で確かめられない。

終活も大事だけれど、"どうにでもなれ〟っていうおおらかな気持ちも大事よ。

私もあなたと同じで、母親の死後の不動産をどうしようか思い悩んだ時期があった。

でも、そのときの社会状況で先のことは分からない。

だから、考えるのをやめて、そのときに考えることにした。

そうしたら、気持ちがラクになり、毎日が楽しくなってきたのよ。

これ、本当よ。

明日、大地震がきてもおかしくない場所に生きているのに、自分の家の墓じまい?

小さい、小さい!

あなたがしたければ、すればいいと思うけど...まだ66歳でしょ。

いましかできないことが、たくさんあるはずよ。

がんばって!

●松原惇子さん(ノンフィクション作家

※記事に使用している画像はイメージです。

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今回の先生

松原惇子さん
ノンフィクション作家。専門は「上手な生き方」

この記事は『毎日が発見』2020年12月号に掲載の情報です。

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