日頃のモヤモヤやイライラ...人生を重ねると、さまざまな心配事が出てきますよね。そこで定期誌『毎日が発見』の「お悩み相談」コーナーから「読者の悩みと専門家のおこたえ」を抜粋してご紹介します。今回は、「悩みを打ち明けられる友人がいない...」というお悩みに、心理アナリストの亜門虹彦さんがアドバイス。さあ、あなたは...どう思われますか?
【お悩み】
悩みを素直に打ち明けられる友人がいない
私には、悩みを相談できる友人が一人もいません。
世間話をする程度の方は、いるにはいますが、いざ悩みを相談してみようとなると、素直に話をすることができません。
これから、自分自身のこと以外にも、いろいろと悩みが出てくるように思います。
そんなとき、気軽に話せる友人がいたらいいのになぁ......とぼんやり思うことがしばしばです。
いままでそんなふうに過ごしてきたにもかかわらず、いざ悩み出したら友人に気軽に「聞いて!」なんてうまくはいかないのは分かってますが、それはそれで寂しいような、情けないような......。
奈良県 E・Fさん(70歳)
【おこたえ】
焦らず、気負わず相手に近づけば自然に心を開いてくれる
まず最初に申し上げますが、ご安心ください。
実は私もいろいろと悩みを抱えていますが、全てを打ち明けて相談できる相手は、残念ながらおりません。
世間話の中で軽くグチをこぼしたりする相手はいますが、そんな程度。
そしてそうした状況の人は、E・Fさんと私だけでなく、世の中にたくさんいます。
たくさんいるはずです。
たくさんいるでしょう。
だから"情けない"と感じる必要は、全くないのです。
それでもどうしても"何でも話せる友達"が欲しいなら、心理学でいう「ミラーリング」というテクニックを使うのがいいでしょう。
人間は、自分と共通点が多い相手に親近感を抱き、心を開きます。
だから親しくなりたいと思う相手を見つけたら、相手のファッションや話し方、しぐさなどをマネするのです。
ただし完全なコピーだと、逆に気味悪がられるので注意。
あくまでも自然体で"センスが近い"と思えるラインを目指しましょう。
とはいえ、友達づくりは焦らないのがいちばん。
友達ができたらラッキー、くらいの気持ちでいた方が、心の負担も小さくて済むはずです。
●亜門虹彦さん(心理アナリスト)
※記事に使用している画像はイメージです。
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