こんにちは。認知症で要介護4のお義母さん(姑)と リウマチと骨粗鬆症で要介護5のおばさん(姑の妹)の在宅介護を経験した嫁のバニラファッジです。
前回のエピソード:隠し場所が複雑すぎ!お義母さんの貴重品管理を任された時のこと
「高齢者が長年していたことをしなくなくなったら認知症の始まりかも」と聞いたことがありますが、 今回のお話は、認知症の疑いのあるお義母さんが今まで全くやらなかったことをやり始めて、家族が困惑したお話です。
まず話は25年前まで遡ります。
2人の姑と同居が始まった当初は、完全同居で台所も1つでした。
そこで新米嫁だった私が、初めて夕飯に天ぷらを作ったのですが、その時のお義母さんの第一声は...
結局その日、お義母さんは夕飯に箸をつけず、ずっとガスコンロや換気扇、周辺の床や壁を掃除していました。
2歳の息子を連れて離婚し、実家に戻ったお義母さんは 家事を母親と妹と3人で分担していたそうです。
その頃から料理はノータッチで、ダンナも家では祖母の料理しか記憶がないと言っていました。
お義母さんいわく「お料理はできるけど、やらない」そうです。
そんなお義母さんが...
その後ろ姿には違和感しかなかったのですが、頑固者のお義母さんも年とともに少し丸くなったのかな、ぐらいに思いました。
後ろからそっと近づき、鍋をのぞいてみたら、輪切りにした大根をグラグラと茹でていました。
そのままお義母さんは、妹と嫁に見守られながら大根を茹で続け、その後「濃縮つゆの素」で味付けし完成しました。
味見をした2人から褒めてもらい、お義母さんもうれしそうでした。
姉の手料理を、おばさんもうれしそうに食べていました。
ここまではとてもよかったのですが、その後、お義母さんの不穏な行動が始まりました
(つづく)
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