「節約しているつもりなのに、全然お金が貯まらない」「将来のお金が心配」と、不安を抱えているだけで、「お金」と真剣に向き合うのを避けてはいませんか?節約・倹約で生活コストを落として生活に余裕が生まれれば、精神的なゆとりも持つことができるのです。月間700万PV超えの大人気ブログ『ノマド的節約術』運営者がみずから実践して厳選した、「誰でもできる節約のちょっとしたコツ」をご紹介します。
※この記事は「この1冊でお金に困らない! 節約ハック大百科」(松本博樹/KADOKAWA)からの抜粋です。
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お金を使うときに考えることは「本当に必要か」と「投資になるか」
人はなぜ買うつもりがなかったのに、ついつい買い物をしすぎてしまうのでしょうか? まずはその理由をしっかり考えてみることが、ムダ使い防止のための第一歩となります。
ついつい買ってしまうのは、やはり、計画性がないという理由がいちばん大きいと思います。自分の考えをしっかりと持ち、「今日使えるお金は○○○円まで」と決めておくことで、衝動的な買い物は防ぎやすくなります。
出かける日であれば、「1日2万円以上は絶対に使わないようにする」と決めておくことで、たとえ衝動買いしたとしても自分で決めた限度額以上は払わずにすみます。
私が最もおすすめする方法は、「これ、欲しいな」、と思ったタイミングで、
「この商品(サービス)は、本当に自分にとって必要かな?」
と考えて立ち止まることです。
もっと言えば、「それは生きていくために必要なの?」「将来への投資になる? 支出額以上の価値がある?」「ストレス解消のためだけじゃないの?」と考えるのです。いろいろと自分の中で判断基準を作っておくことで、衝動買いを防げます。
しかし、いくらお金を使う基準を身につけたとしても、自分の収入がいくらあるのかを把握しておかないと、そもそもお金を使えませんよね。
会社員の方であれば、給与明細を見れば自分の手取り額がわかります。そこから毎月出ていく固定費もざっくりと知っておけば、自分が自由に使えるお金がわかります。
当たり前ですが、収入よりも支出が多くなってしまうと1カ月の収支はマイナスになってしまいますが、意外とこのことを忘れがちです。この大原則は必ず守りましょう。
本当に欲しいものが何の迷いもなく買えるようにするためにも、必要かどうか迷うモノは買わないようにして、その分をつもり貯金にして貯めておくのもいいと思います。
結局のところ、ムダ使いを防ぐには、自分の買い物したい気持ちをどうコントロールするかに尽きます。「あ~、失敗したな」、だけで終わらせてしまっていると、いつまでたっても改善するのは難しいでしょう。
「後悔してるからこそ、次は失敗しない!」「そのためにはどうすればいいのか」を考えるようにすれば、少しずつでも自分の気持ちをコントロールできるようになりますよ。
ちなみに、私がお金を使う時の基準は2つしかありません。
「生きていくために必要かどうか」「将来への投資になるかどうか」だけです。
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