「節約しているつもりなのに、全然お金が貯まらない」「将来のお金が心配」と、不安を抱えているだけで、「お金」と真剣に向き合うのを避けてはいませんか?節約・倹約で生活コストを落として生活に余裕が生まれれば、精神的なゆとりも持つことができるのです。月間700万PV超えの大人気ブログ『ノマド的節約術』運営者がみずから実践して厳選した、「誰でもできる節約のちょっとしたコツ」をご紹介します。
※この記事は「この1冊でお金に困らない! 節約ハック大百科」(松本博樹/KADOKAWA)からの抜粋です。
前の記事「無駄使いを防ぐための魔法の呪文は、「本当に必要か」と「投資になるか」/節約ハック(4)」はこちら。
将来のお金の不安や悩みを解決する「ゼロからのお手軽収入術」
私が「ノマド的節約術」というブログを始めたときは仕事がなく、収入はゼロという状況でした。でも、今の時代はいろいろな方法で手軽に収入を得ることができますよね。「収入術」は知っているだけでも、精神的なプレッシャーをかなり減らすことが可能です。
次に紹介しておきますので、まずは、できることから1つずつやっていきましょう!
1.不用品を販売する
手っ取り早く収入を得る方法は、自分にとっての不用品を販売することです。自分には要らないものでも、誰かにとっては必要なものだったりします。
今はフリマアプリがたくさんあるので選択肢も多いし、利用者も増えているので昔よりも売れやすいはずです。稼ぎ方は会社勤めだけではないと理解できますよ。
2.やり方が身につけば「せどり」でも使える
1ができれば、安く仕入れてそれ以上の値段で売る、いわゆる「せどり」もできるようになります。モノを売るやり方を知っていると、それだけで考え方と行動の幅が広がります。私も実際そうでしたが、精神的な負担が軽くなりますよ。
3.「株主優待クロス」のワザを知っていれば、お小遣いを増やせる
100万円以上の貯金があるのなら、株取引のテクニックを覚えるとかなりの確率で得ができます。この「株主優待クロス」とは、現物買いと信用売りを組み合わせて取引することで、株主優待だけをゲットするというものです。
ただし、物品販売とは違ってマイナスになる可能性もあります。また、一気に収入を増やすこともできません。行動する際は少し慎重に、よく考えてからにしてくださいね。
4.民泊サービスを始めてホストになる
法律をクリアすることが前提になりますが、自宅の空いている部屋を貸し出して泊まってもらう「民泊サービス」を始める方法もあります。メリットは、お金を得ることだけでなく、英語力もトータル面で身につくこと。TOEIC200点台の私でも、なんとなく英語がわかるようになりました。
5.他にもたくさん収入源はあります
クリエイティブ系の副業なら電子書籍の出版、ブログ運営、アフィリエイトなど。体力や時間に余裕があるなら、アルバイトやパートで働く方法もあります。ちょっと考えただけでもこれだけ収入源が出てきますので、軽い気持ちで始めてみるのがいいと思います。できない、続かないと思ったらやめればいいだけですからね。
これらの方法で収支のバランスが整ってきて、毎月確実にプラスにできる状況になってきたら、次のステップ、将来への備えをしていきましょう。私は単純な節約・貯金だけではなく、投資しながらリターンも得られるように次のような積立をしています。
6.インデックス投信(インデックスファンド)
「インデックス投信」に毎月数万円積立をしています。取引にかかるコストが安く、日本のTOPIXや日経平均株価、あるいは世界の株式に連動するファンドを選んでいるため、相場をあまり気にしなくていいのが特徴です。
ネットの証券会社から購入できますし、積立の設定もできるので、あとはほったらかしで大丈夫。勝手に将来への備えや安心にもつながっているので、ありがたいです。
7.小規模企業共済
これは個人事業主向けですが、節税対策と退職・廃業に備えた積立ができる仕組みがあります。掛け金を出せる状況ならやっておくといいと思います。
8.倒産防止共済(経営セーフティ共済)
「小規模企業共済」以上におすすめなのが、「経営セーフティ共済」です。掛け金は経費にできますし、1年以上掛け続けるといつでも全額引き出しができます。経営状況がいいときに多くのお金を掛けておき、赤字の年には掛けていたお金で補塡するという使い方ができるので、安心感が違います。
9.個人型確定拠出年金(iDeCo)
「iDeCo(イデコ)」は、掛け金が所得控除つまり節税になるといったメリットはありますが、一度預けたら60歳までは引き出せません。特に年齢が若い場合は慎重になる必要があります。なくなっても全く問題ないお金がない限りは、あまりおすすめできません。
10.「ふるさと納税」
年間2000円の自己負担で、さまざまな地域の特典がもらえます。食費の節約にいいですよ。
また、ふるさと納税には税金の優遇があり、自己負担額2000円以上が住民税・所得税の控除の対象になります。
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