年金や給与など、限られた収入の中で、自分らしい充実した生活を送るためには、少しでも暮らしの中のムダを省くことが肝心です。「しかし、時間に追われて生活していると、何がムダなのか気付かないことが多いようです。お金の使い道には優先順位をつける必要があります。使うところと抑えるところのメリハリが大切です」と節約アドバイザーの丸山晴美さんは指摘します。
幾らかかっているのか明細を確認してみましょう
日常生活の中で、比較的多くの人が抑えることができる支出といえば、水道代、電気代、ガス代の水道光熱費と電話代などの通信費が挙げられるでしょう。一度、幾らかかっているのか明細を確認してみましょう。銀行口座から引き落とされていると、それぞれの金額や合計額を気に留めていない人も多いのではないでしょうか。合計で月2万~3万円、あるいは4万円以上支払っている家庭もありそうです。
節約分は友達との食事代や趣味の費用に充てることができます
例えば、水道光熱費や通信費で月1000円節約できたら年間で1万2000円の節約です。その分を家族や友達とのおいしい食事代や自分の趣味の費用に充てることができます。自分へのご褒美として使うお金のためなら、節約も楽しくできそうです。
水道光熱費や通信費の節約チェックリストで一つでも当てはまる人は、節約の余地がある人です。
取材・文/金野和子
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<教えてくれた人>
丸山 晴美(まるやま・はるみ)先生
節約アドバイザー。身の回りのお金の話を話をテレビ、雑誌などでわかりやすく解説。『まるっとわかる! お金の基本』(宝島社)など著書多数。
丸山 晴美(まるやま・はるみ)先生
節約アドバイザー。身の回りのお金の話を話をテレビ、雑誌などでわかりやすく解説。『まるっとわかる! お金の基本』(宝島社)など著書多数。