昼食は何がいい? ひざ痛予防テーピングは? 山歩きで覚えておきたい4つのポイント

低くても高くても、登山は事故や病気に備えておくことは大切です。そこで日本登山医学会前理事・日本山岳会医療委員会委員長の野口いづみ先生に、できるだけスムーズに山歩きをするためのいろいろな疑問に答えていただきました。ひざ痛の予防方法、休憩の取り方など参考に、楽しい山歩きをしましょう。

前の記事「秋の低山の「疲れない」歩き方。腰を傷めない下り方もマスターしよう(3)」はこちら。

 

◆ひざ痛が心配な時の予防方法は?

ひざ痛の不安がある人は、出発前にテーピングで予防を。テープは非伸縮性と伸縮性のものがありますが、予防には伸縮性のものを使いましょう(ケガの固定には非伸縮性を使用)。事前に主治医に相談することも大切です。

 

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幅約4㎝、長さ約20㎝のテープに、5分の3の長さまで切り込みを入れる(写真上)。切り込みのない部分をひざ下に貼り、切り込んだ部分でひざを囲むように貼る(写真下)。ひざは曲げて筋肉を伸ばした状態で貼ります。

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◆休憩はどれくらいのインターバルでとるのがよい?

1811p048_04.jpg50分歩いたら10分休むなど、一定の間隔で休憩をする方が疲れにくい。脱水は熱射病や心筋梗塞などの要因にもなるので水分はこまめに補給を。スポーツドリンクは粉末を通常の半分の濃度に薄めたものがよい。

 

◆昼食&行動食におすすめのものは?

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昼食には早く熱源になるおにぎりなどの炭水化物を。また、行動食にはチョコやあめ、炭水化物の米が原料のせんべいがおすすめ。

 

◆歩行中に足が疲れたらどうしたらよい?

1811p049_04.jpg休憩時にもストレッチで体をほぐしてメンテナンスを。ストックをふくらはぎに当て、下から上へマッサージをしてもいい。

 

取材・文/ほなみかおり 撮影/齋藤ジン

 

<教えてくれた人>

野口いづみ(のぐち・いづみ)先生

日本登山医学会前理事、日本山岳会医療委員会委員長、日本山岳文化学会常務理事。東京医科歯科大学卒業後、鶴見大学歯学部麻酔科准教授などを経て、現在は東京都立府中療育センター医員。山の事故防止やケガの予防の講習会などを精力的に行っている。著書に『山の病気とケガ』(山と溪谷社)など。

この記事は『毎日が発見』2018年11月号に掲載の情報です。

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