遭難事故の原因トップは迷子! 登山前に必ず入れておきたいお役立ちアプリ

pixta_6043703_S.jpg


GWを目前に控え、登山は本格的なシーズンを迎えます。余暇の増加と健康づくり、自然との触れ合い志向の高まりもあって、登山人口はここ数年安定して高止まりしているそうです。そして、登山の人気にともなって増えているのが、遭難事故です。事故原因のトップは迷子。

暖かくなるとともに、ニュースで目にすることも多くなりますよね。迷子を防止するには、常にしっかりと自分の位置を把握しておくことが大切です。そこで、登山前に入れておくと便利なスマホアプリを紹介します。

他人事ではない!? 中高年に多い遭難事故

警察庁生活安全局が平成28年におこなった山岳遭難の概況調査によると、遭難事故の発生件数は2495件。遭難原因は、迷子が38.1%を占めてトップでした。年齢別に見ると、発生件数の77.5%を40歳以上の中高年が占めています。

公益社団法人日本山岳協会ではその原因を、疲労・未熟な技術・経験不足・無理な登山計画・トレーニング不足等と分析しています。迷子は単に進む方向を見失ってしまうだけでなく、さまざまな要因が重なって起きるのですね。

pixta_21727122_S.jpg


事前に余裕のある登山計画を立てるのはもちろんですが、登山中に進む方向がわからなくなったらどうすれば良いでしょう? やみくもに歩き回れば体力を消耗し、いずれ暗くなって動けなくなってしまうかも知れません。

常に危険を想定! 何事も準備が大切です

山岳遭難対策中央協議会は、以下の点について注意するように呼びかけています。

・入念な登山計画を立てること

・集中して慎重に歩くこと

・GPS機器やコンパスなどの用具を使い、迷わないようにすること

・水分をたくさん摂ること

・常備薬を持つこと

・危険な場所ではヘルメットを着用すること

登山専用のGPS機器やコンパスは、迷子防止にとても有効ですが、少々扱いが難しそうです。そこで紹介するのが、株式会社ヤマップが提供しているアプリ「YAMAP(ヤマップ)」です。国内で販売しているほとんどのスマホで使うことができ、基本的に無料で使えます。

このアプリの優れている点は、携帯の電波が届かず圏外になったとしても、GPSが機能し現在位置を把握できることです。通常のアプリでは、圏外になると地図が更新されなくなってしまい、自分の位置が把握できません。YAMAPなら建物やトンネルの中などに入らない限り、GPS衛星の電波を受信して地図上に現在位置を表示してくれます。

スクリーンショット 2018-04-09 15.04.06.pngYAMAPホームページより

備えあれば憂いなし、とはすべてに共通して言えることですが、登山の場合、備えは命に関わりますよね。たとえ登り慣れたいつもの山でも、天候は季節ごとに毎日変化します。爽やかな空気とすばらしい景色をいつまでも楽しむために、少しだけ手間をかけて、登山の準備をしてみませんか?

文/長田 小猛

PAGE TOP