「何、そのルール?」地域や会社の謎ルールに翻弄された5つのエピソード

地域や会社内でのローカルルールは、本来なら物事や人間関係を円滑するためのものです。しかし、中には従ったら大変な目に遭うとんでもないものも...そんな困ったローカルルールに悩まされた5つのエピソードを紹介します。

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1.「子どもたちを体を張って守れ!」旗当番は命がけ。

「息子が小学校に上がった11年前のこと。通学を見守る旗当番をすることになったのですが、当日、先輩ママから『子どもをとっさに守れないからバッグは肩にかけるな』『目立つ格好をしないと轢かれる』とギョッとするような指摘が。さらには、『何かあったときは自分の命を投げ出して子どもを守れ』と言われ愕然。以前、子どもを守って亡くなったママさんが英雄のように扱われていて、心底ゾッとしました」(むらまゆさん、44歳)

そんな危険な場所を一般の主婦に任せる。しかも「命を投げ出してでも守れ」とは信じられません。幸い、その場所での旗当番はプロの方に任せることになったそうなので本当に良かった!

2ごみ集積所の前に住んだのが悪い? 回収の当日と前日はストレスマックス!

「16年ほど前に購入した我が家。家の前がごみ収集所でしたが、『固定ではありませんから』とのことで、後で変更されると思っていました。その地域では当番の人がセットした柵内にごみを捨ててネットをかけるのですが、作業する音や、畳んだ柵を我が家の塀に立てかけられるのが地味にストレスでした。そもそも集積所も古参のママさんたちが決めて、当番も仕切っていたようです。それなら自分たちの家の近くに集積所を決めて、好きなようにやればいいのに...」(柊子さん、53歳)

古参のママたちが新参のママに嫌な役目を押し付ける、残念ながらそういうことはよくあるようです。どうせ決めるなら、誰も嫌な思いをしないルールを決めてほしいものです。

3上司が乗るエレベーターには乗るな⁉ それ、他部署の私に関係あります?

「年末に別部署の手伝いに駆り出されたときのことです。その部署には『年配の上司が乗っていたら遠慮してエレベーターには乗らない』という奇妙なルールがありました。なんでも新人が上司の話を盗み聞きして問題になったのがきっかけだそうですが、5階あるオフィスを階段で行き来するのは効率が悪いし、何より他部署の私にまで強要する意味が分かりません。一度無視して乗ったらお説教されましたが、納得がいきませんでした」(とらとらさん、52歳)

情報漏洩を防ぐため、といえば聞こえはいいですが、そもそも大切な情報をエレベーターで話していた社員の方がペナルティを受けるべきでは?

4家族に隠し事はなし。でもトイレにはドアをつけて!

「30代後半の友人A(女性)が帰省をするという話になり、聞いていたらなんとAの実家のトイレにはドアがないことが発覚。写真を見せてもらったら、洗面所とトイレが一体化した空間の一角に、オブジェのように便器がありました。Aの家族は非常にオープンで、トイレに誰かがいてもバスルームを使うことがあるとか。家自体はとてもおしゃれな造りで素敵でしたが、私にはこのトイレで用を足すのは無理だなと思いました」(しらたまさん、46歳)

トイレにこだわりを持つ人は多いですが、フルオープンのトイレは驚きです。誰かの家に遊びに行ったとき、トイレがこれだったら、果たして用を足せるかどうか...。

5土地売買の契約は「口約束」で決定...田舎の恐るべきアバウトさ

「義父が亡くなったときのことです。夫の兄弟は義実家を継ぐ気はなく、土地は相続放棄して国に返す予定でした。しかし、親戚のFさんが『義父から土地の一部を買っている』と言い出したのです。なんでも、義父がFさんに土地を売る約束をし、Fさんはお金を払ったのに義父の兄弟から反対され、うやむやになっていたのだとか。契約書も交わさず数百万のお金を払ってしまう田舎の常識(義実家周辺だけかもしれませんが...)に驚きました」(GoldenFishさん、48歳)

田舎なのでお互いに信頼があるのかもしれません。しかし、金銭が絡むことに関していい加減なのは怖いです。その後、何とか解決したそうですが、後のトラブルを防ぐために書類はしっかり交わした方がいいですね。

自分が常識だと思っていたことも、他の人からすれば非常識、なんてこともあるかもしれません。新参の人に、一般的には非常識なローカルルールを押しつけてしまう...そんなことにならないように気を付けましょう。

 

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