理不尽な目に遭ったとき、我慢するばかりでなくズバッとやり返せたら気持ちもきっと晴れるでしょう。今回は暴力などに頼ったりせずに、機転を利かせて相手を黙らせたエピソードを紹介します。
1:騒音クレーマーをぐうの音も出ない正論で一喝! 母の凄みに勝てるものなし
「マンションに住んでいる60代の両親の話です。ある日曜日の深夜2時頃、真下に住んでいる20代の夫婦が『静かにしろ』と怒鳴りこんできたそうです。聞けば両親の家から音がする、謝罪しろ、というのですが、言っていることが支離滅裂。母は怒りを抑えながら一旦はその場を収め、後日、管理組合や施工会社の立ち合いのもと、騒音の原因を探しました。その結果、配管などの関係で、音は真上からではなく別の場所から響いていたことが判明。それでも、夫婦の旦那さんの方がブツブツ言っていたため、母は怒りを抑えつつ『同じマンションに住む以上、音がするのは仕方ないこと。それぞれの生活を理解するべきでは?』と言ったそうです。旦那さんは納得していない様子だったそうですが、その後、奥さんが菓子折りを持って謝罪に来たそうです。クレーマーを交渉でねじ伏せた母はすごいな...私にはできないと思った出来事でした」(むらまゆさん、44歳)
大声で文句を言うクレーマーを正論で撃退! 胸がスッとするお話です。お母さんのように毅然とした態度で何事にも臨みたいものです。
2:私の両親にマウントしてくる義両親を打ちのめした「無邪気な疑問」
「同居中の義両親は、80代。私は夫より20歳年下なので、私の両親はまだ60代です。スポーツ関係の仕事をしているため見た目も若く、元気な分、子どもたちも私の両親と遊ぶ方が楽しい様子。それが義両親は面白くないようで、私の両親と遊んでくると、あからさまに嫌な顔をします。そのせいか『うちの孫』と言ったり、学歴のことでバカにしてきたり、とにかくマウントをとろうとしてきます。私も夫もそんな義両親にあきれ、私の両親も苦笑いしつつスルーしていたのですが、意外な相手から鋭い突っ込みをうけることになりました。その相手とは、小学生の我が娘。ある用事で集まったとき『どうしてパパじいちゃんたちはママじいちゃんたちに意地悪するの?』とみんなの前でストレートに聞かれ、義両親はタジタジ。みっともなく言い訳しようとしますが『いじめないで!』と可愛い孫から注意され真っ赤になっていました。娘よ、よくやった!」(mayaさん、35歳)
純粋な子どもにとって、大人の身勝手な嫉妬などただのいじめにしか見えないのでしょうね。どんなに嫌みなお爺ちゃんお婆ちゃんでも、可愛い孫には勝てません。
3:「あなたに言う資格はない」家事能力ゼロにくせに文句だけは一人前の夫に反撃!
「我が家の長女は大恋愛のすえに10代で結婚しましたが、あっけなく離婚し家に出戻ってきました。離婚直後はボロボロだった長女も時間をかけて立ち直り、少しずつ家事を覚え、ベテラン主婦の私から見ればまだまだですが、それなりに家事をこなすようになりました。一方、夫は結婚してうん十年たっても、せいぜい『いないよりはまし』な程度で上達する気配はなし。それなのに娘の家事にいちいち文句を言います。家事をこなす私たちへの感謝もないその態度は、「私への挑戦」と判断。よろしい、売られた喧嘩は買いましょうということで、ある休日、珍しくインスタントの食事を作って後片付けもして得意げな旦那に言ってやりました。『インスタントは誰が作っても美味しいのに麺はフニャフニャ、野菜も入っていなかったし、洗い物も油でベタベタじゃない』と。落ち込む夫にたたみかけるように『文句は自分が完璧にできてから言いなさい』と一喝。それから夫の文句はがくんと減りました」(kameさん、52歳)
人に文句を言う前に自分を振り返る、正論すぎる奥さんの言い分に、旦那さんも言い返す言葉もなかったのでしょう。そもそも家事をやってもらうことに感謝がないのは大問題ですね。
理不尽なことを言う相手を正論でやり込めるのは、聞いているだけでスカッとします。はっきり言うことで相手も態度を改めてくれれば、以前より関係もよくなる...かもしれませんね。