<この体験記を書いた人>
ペンネーム:とらとら
性別:女
年齢:52
プロフィール:アラフィフ兼業主婦。仕事においては使えるものは使うタイプです。
私は52歳の兼業主婦です。
私の職場の別部署での話なのですが、2020年末にとても理不尽な体験をしました。
暮も押し迫った頃、別部署で人手が足りなくなってしまったからと、急遽数日間のお手伝いに駆り出されました。
私の部署も年末で慌ただしかったのですが、その部署でトラブルが起きたようです。
本当に人手が足りなくてどうしようもないからと上司から頼み込まれて、自分の業務を他の人に振り分けて手伝いに行った感じでした。
別棟にあるその部署とは普段そこまで行き来することはないので、私は知らなかったのですが、その部署独自のとんでもないルールがあったのです。
それは「年配の上司がエレベーターに乗っていたら乗るのを遠慮する」というもの。
今思い返しても不思議で仕方ない謎ルールです。
どうやら「年配の上司に敬意を払い、仕事の話をしている上司の邪魔にならないように」という意味だと、後から他の部署の子に聞きました。
何でも何年か前に、その別部署の上役数人が、会議後にエレベーターに乗って移動しながら会議の話を続けていたところに新人が乗り込んだのだそうです。
その新人は聞き耳を立ててしまい、会議の決定を公表する前に、その内容を広めてしまったという事件があったらしく、そこから始まったということでした。
私はその話を聞いた時に思わず「そんなことでできたルールなの⁉」と言ってしまいました。
私はそもそも別棟の部署なのでその話を知らなかったのですが、会議の話を新人の前で続けた上司も上司ですし、そもそもそれでエレベーターを遠慮しろというのはいかがなものかと思います。
そうでなくてもその部署は建物5階なので、資料などを持っていると階段は厳しいですし、そんな気を使っていては仕事の効率が下がってしまいます。
私も午後一の会議に必要だと言われた資料を時間ギリギリで間に合わせて作ったことがあります。
それを届けるために紙袋につめた資料を持って急いでエレベーターを使ってしまい、後からその部署のお局さんのお小言を食らってしまいました。
もちろん会議にはギリギリ間に合いましたが、お昼明けで皆がエレベーターを使っている時間帯だったので、もしそのルールを守っていたら間に合ってはいなかったと思います。
こちらはきちんとオンタイムで仕事が進むように頑張ったのに、なぜそんなことを言われなければならないのか。
そもそも頼まれて手伝いに来たのに理不尽だなと感じた出来事でした。
関連の体験記:え! 断れず毎日渡してたの⁉「マスク1枚ちょうだい」と娘にねだる友だちに、私が考えた作戦は...⁉
関連の体験記:「この前の、いくら残ってる?」ってお義母さん、息子の進学費用の足しにってくれたはずじゃ⁉
関連の体験記:「少しだけど使って」コロナ禍の中、我が家に「ある届け物」をしに来てくれた義母の愛情
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。