お父さんにとっては切ない答え... プリンが"3個売り"されている秘密とは?

子どもから大人まで、誰もが好きな定番スイーツ"プリン"。スーパーなどでは3個セットのプリンをよく見かけますが、なぜ"3個売り"なのか考えたことはありますか? 今回は、食べ物の個数に隠された秘密を解き明かしていきましょう。

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プリンが3個売りの理由は"お父さんが食べない"から!?

6月14日放送の「チコちゃんに叱られる!」(NHK)では、プリンが3個売りされている理由が明らかに。そもそもカッププリンが誕生したのは、高度経済成長期真っ只中の頃。当時の会社員は朝から晩まで働き、モーレツ社員と呼ばれる仕事人間で溢れかえっていました。

そのため食事をゆっくりとる暇もなく、手間をかけずに食べられるもの=レディ・トゥー・イートが重宝されるように。それまでプリンも家庭で手作りしていましたが、レディ・トゥー・イートの時代に合わせてカッププリンが開発されたのです。

ではなぜ3個セットで売られるようになったのでしょうか。当時の家族構成は、夫婦2人と子ども2人の4人家族が一般的。しかし父親は日中働きに出ているため、おやつの時間はほとんど家にいません。そこで「おやつは母親+子ども2人の計3人分」と考え、プリンを3個売りするようになりました。

この意外な理由を受けて、ネット上では「そうか、プリンはお父さんの分がないのね」「なんだかお父さんにとっては切ない答えだね(笑)」「お父さんだってプリン食べたいだろうに...」といった同情の声が上がっています。


「花見団子」と「みたらし団子」の団子の数が違うのはなぜ?

食べ物の個数にまつわる疑問は他にも。今年3月に放送された「この差って何ですか?」(TBS系)では、「1串3個の花見団子」と「1串4個のみたらし団子」の差をピックアップ。個数が異なる秘密は、団子誕生の経緯を見るとわかります。

まず先に誕生したのは、鎌倉時代に生まれた"みたらし団子"。じつは誕生した当時、団子の数は5つが主流でした。なぜ5つから4つに変わったのかというと、1768年に「四文銭」が登場したため。もともとみたらし団子は1串「5文」で売られており、当時の人々は一文銭を5枚出して買っていました。

しかし「四文銭」の登場によって、多くの食べ物屋が「四文銭」1枚で支払えるよう値段を「4文」に変更。やがて団子屋にも「団子を4文で売ってほしい」とクレームが続出するようになり、団子の個数を減らして「1串4文」で売るようになったといいます。

一方"花見団子"は、安土桃山時代に豊臣秀吉が「花見の目玉」として作ったもの。当時はまだ1串5個のみたらし団子が主流で、秀吉は「誰も見たことのない団子=色鮮やかな団子」を作ろうと考案しました。

そして完成したのが、四季を表現した「花見団子」。花見団子は全3色で、赤は「春」、白は「冬」、緑は「夏」を表わしています。「秋」を抜いた理由は、「食べ"飽きない"ように」「"商い"が繁盛するように」という願いから。こうして秀吉が作った「花見団子」は全国に広がり、今もその形を変えずに「1串3個」で売られているのです。

お店に立ち寄った際には、ぜひプリンや団子の数に注目してみてくださいね。

文/藤江由美


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