100万円の「戒名」と20万円の「戒名」... 値段に差が出る理由って何?

仏弟子になった証として故人に送られる「戒名」。実は戒名と一口に言っても、値段はピンからキリまで実に様々です。ではなぜ戒名には"値段の差"があるのでしょうか。今回は「戒名」に隠された秘密にスポットを当てていきます。

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戒名に値段の差がある理由って何?

今年3月放送の「この差って何ですか?」(TBS系)では、「値段が高い戒名」と「値段が安い戒名」の差をピックアップ。佐藤葬祭3代目代表・佐藤信顕さんが、高い戒名と安い戒名の違いを教えてくれました。

宗教によって違いはありますが、一般的に戒名を表わす漢字は全部で6文字。佐藤さん曰く、この6文字にどのような漢字がつくかによって値段が異なるそうです。

値段のランクは大きく分けて3つ。まず1番値段が安い戒名には、最後の2文字に男性の場合は「信士(しんじ)」、女性の場合は「信女(しんにょ)」の漢字がつきます。値段は宗教や地域によってまちまちですが、東京の相場では約20~50万円ほど。

続いて2番目に値段が高い戒名は、最後の2文字に男性の場合は「居士(こじ)」が。女性の場合は「大姉(だいし)」という漢字が入ります。値段は東京の相場で約50~70万円と少々高めに。

一方最も値段が高い戒名になると、その値段は100万円以上に及びます。ここまで値段が跳ね上がる理由は、「居士」「大姉」の文字に加えて「院」という漢字が入るため。実は「院」は天皇や身分の高い人にしかつかない戒名で、平安時代に活躍した嵯峨天皇の戒名にも「院」が刻まれています。他にも徳川家康や夏目漱石の戒名にも「院」の文字が。

戒名の意外な真実には、ネット上も「お寺によって違うのかと思ってたけど、文字によって値段が変わるんだね」「そもそも戒名が6文字ってことも知らなかった」「確かに『院』がつくと名前の響きが格好いいかも。でも100万円かぁ...」といった反響が上がっていました。


「葬祭関係の中で省略してもいいと思うもの」第1位は?

値段の差が著しい戒名ですが、そもそも世間の人々は戒名をどれくらい必要としているのでしょうか。

2017年7月に発表された「保険クリニック」の調査では、40~60歳の男女各300名を対象にアンケートを実施。「葬祭関係の中で省略してもいいと思うものは何ですか?」と尋ねてみたところ、上位3つには「精進落とし(60%)」「白木位牌(59.0%)」「戒名(54.2%)」がランクインしました。

半数以上が"戒名は省略してもいい"と考えているようですが、その一方では「省略していいものはない」と回答する人も。またネット上でも「戒名は気持ち的につけたい」「何かが変わるわけでなくても、戒名等の準備はきちんとしたいかな」「戒名の必要性を感じない人は、ただ単に知識不足なだけでは?」という声が上がっています。

ちなみにランキング第4位には「お勤め・法要・法事」が、第5位には「香典・香典返し」が選ばれていました。

「戒名」の必要性は人それぞれのよう。戒名をつけるか否かを選択する日が来た時、あなたならどのような決断をしますか?

文/藤江由美


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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000382.000001256.html

 

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