自分の実家への帰省は気楽にできるものの、義実家への帰省となると話は全く変わってきますよね。もちろん訪問を楽しみにする人もいますが、中には「面倒くさい」「憂鬱」「億劫」といった負の感情を抱く人も。そういった気持ちを解消すべく、先日「義実家への帰省を楽しくする方法」という話題に注目が集まっていました。
"ご褒美"があれば義実家訪問も乗り越えられる?
"憂鬱"と感じる原因は、何も義両親との人間関係に限った話ではありません。例えば「義両親は好きだけど、義実家に行くのは嫌い」という女性は、「義実家まで片道3時間かかる上、子ども2人を乗せて車移動するのが大変」「家の中があまり清潔ではない」などが負の要因になっているようです。
他にもネット上では、「義実家は狭いので正直家にいても持て余すのみ。退屈なのに、かといってくつろげる訳でもない。まさに生き地獄」「義両親と仲が良くても、どうしても気を遣ってしまう。それが朝から深夜まで続くと思うと辛い」といった声が見受けられました。
では世の女性は、義実家で過ごす時間をどのように乗り越えているのでしょうか。乗り越え方は十人十色のようで、「義実家の犬や猫と仲良くなる」「心を無にしてテレビに集中」「義実家の花壇をひたすらいじらせてもらってる」「家にずっといても仕方ないので事前に調べたスイーツのお店や温泉に行っちゃう」「人生ゲームとか皆で楽しめるゲームを持参」「菓子や飲み物買ってくると言いつつ、3時間ぐらい帰らない」等のコメントが上がっています。
中には「旦那に"行ったら焼肉連れてって"と予め約束。帰りにご褒美を用意しておけば何でも乗り越えられる」「通販サイトで服とか鞄とか欲しいものを見繕っておく。無事に義実家訪問を終えたら、帰りの車内で購入」など"ご褒美を用意する"という声も少なくありません。
男性の半数以上は義実家で気を遣っていない!?
義実家への帰省を"億劫"に感じている女性は多い様子。では男性も女性同様に、義実家への帰省に憂鬱さを感じているのでしょうか。2015年8月に発表された「『義実家』に関するアンケート調査」(「オウチーノ総研」調べ)によると、"義実家への帰省"に対する心情は男女で大きく異なるようです。
同調査では20~59歳の既婚男女を対象に、「配偶者の実家への帰省は楽しみですか?」と質問。男性は「楽しみ」と回答した人が42.7%、「気が重い」が18.3%という回答結果になりました。
一方女性は「楽しみ」が31.5%、「気が重い」と回答した人は47.1%と、約半数が"憂鬱さ"を感じています。
さらに「義実家で気を遣うことは何ですか?」と尋ねてみたところ、男性で最も多かったのが同率で「お姑さんとの会話」と「座る場所・居場所」。しかし全体の57.3%が「特になし」と回答しており、男性の半数以上が"特に気を遣っていない"ことがわかりました。
ちなみに女性の場合は、「家事・手伝い」「お姑さんとの会話」などに気を遣っている様子。男性の半数以上を占めた「特になし」という回答も、女性は全体の3割程度しかいません。
女性の方が何かと気を遣う分、義実家への訪問に抵抗を感じるのかもしれませんね。義実家に帰省する際、あなたは何か対策をしていますか?
文/藤江由美
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