ピーマン
ビタミンCやβ-カロテンの他、ポリフェノールの一種、ピラジンも含む栄養価の高いピーマン。
「ピラジンはピーマンの香り成分で、血液をサラサラにする働きがあります。わた、種は特に含有量が多いので、取らずに食べると無駄なく栄養が摂れます」(成澤さん)。
使う前にはわたに虫や傷みがないか確かめて。
【捨てがち】
わた・種:血液サラサラ効果のあるピラジンが実より多い!
《もっと知りたい! ピーマンのこと》
じつは緑より赤ピーマンの方が栄養価が高い
熟すほどビタミンCやビタミンEがアップ。
緑ピーマンも赤ピーマンも、なるべく色が濃く、つややかなものを選びましょう。
ピーマンのビタミンCは加熱に強い!
ビタミンCは一般的に加熱に弱いのですが、ピーマンには毛細血管を丈夫にする働きがあるビタミンPが含まれており、この成分が壊れやすいビタミンCの性質を安定させてくれます。
大きめに切るのがおすすめ
ピーマンは、断面が多いほど栄養が流出しやすくなります。
栄養を効率良く摂取するなら、細切りより大きめの乱切り、半割り、丸ごとなどの食べ方で。
油で調理するとβ-カロテンの吸収率がアップ
ピーマンに豊富に含まれるβ-カロテンは、脂溶性ビタミン。
油といっしょに摂ることで吸収が高まるので、炒めものや肉詰めなどの調理に向いています。
ピーマンをたっぷり食べられます
「丸ごとピーマンのレンチン蒸し」
1人分28kcak/塩分0.3g
材料(2人分)
ピーマン...4個
かつお節...1袋(5g)
しょうゆ...少々
作り方
(1)ピーマンはよく洗い、手のひらで押して裂け目ができるまで潰す。
(2)耐熱皿に(1)を並べ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ600Wで4分加熱する。器に盛り、かつお節、しょうゆをかける。