みなさまこんにちは。アルツハイマー型認知症を発症した実母の近距離介護を行っている石塚ワカメです。
前回記事:多いときは1日に2回...増えてきた徘徊に不安は募るばかり
どんどん増える、認知症の実母の徘徊。
実母には再三、勝手に外出しないこと、外出するときは携帯を持ってでかけること、迷子になったと気づいたらすぐに私に連絡すること、と伝え、アパートの玄関の見えやすい位置にも同じ内容のメモを貼っているのですが、それが認識できないのが認知症...。
困り果てて、色々な予防策を考えてみました。
1)日中に適度な運動をする
ケアマネージャーさんに相談して、デイサービスを上限いっぱいまで増やし、通所中はなるべく体を動かして疲れさせてもらうことにしました。
2)GPS端末を使う
徘徊するときは何も持たずに出かけることも多いのであまり役には立たないとはわかりつつ、携帯電話をGPS付きのものに変えようとするも、入荷1~2ヶ月待ち。
自治体で安価で貸してくれるGPSも、手ぶらででかけたら意味がない。GPSを埋め込んだ靴もあるけど、月額料金が高い。そもそもGPSで居場所がわかっても小さい子どもがいたらあまり探しに行けない。
3)外出させない
賃貸なので、アパートの玄関に外鍵をつけるのは無理。
仕事や育児もあるので四六時中監視することもできない。
4)外出の理由を減らす
そもそも実母は徘徊しようと思ってでかけているのではなく、あくまでも「ちょっとそこまで」のつもりなのだ。
とはいえ、「ちょっとそこまで」行くたびに徘徊されては困る!
実母の外出の理由はそのときによってさまざまなので、むやみな外出を防ぐため、私も思いつくことはできる範囲対応してみました。
オムツがなくなったので買いに行こうと思って迷子に...
→オムツや日用品の在庫が切れないように常に補充!
銀行の行き方がわからなくなって迷子に...
→通帳を取り上げお小遣い制に!
ワカメ宅からアパートの帰り方を忘れて迷子に...
→毎回自宅まで送り届ける!
日食を見にイタリアまで行こうと思って迷子に...
→!?
日用品の買い物から旅行へと、徘徊の理由も回を追うごとに難解になっていきます。
以前、ケアマネージャーさんが漏らしていた「繰り返す徘徊が家族の大きな負担になる」というのはこういうことだったのか...。
どうするのこれ...
どうなっちゃうのこれ...
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