社会運勢学は、単なる占いとは全く異なり、「十干(じっかん)」「十二支」「九星(きゅうせい)」で構成される陰陽五行説です。運勢は、私たちの生活している世の中の動きに大きく左右されるため、社会動向を知ることが開運の第一歩になります。今回は社会運勢学の第一人者、山口知宏さんに2020年の九星別の運勢を詳しく解説していただきました。
古い価値観を捨て新しい時代を生き抜く
物理学用語で「特異点」と訳される「シンギュラー・ポイント」が2019年に終了し、日本では令和という新しい時代を迎え、2020年からは全く新しい時代の幕開けとなります。
しかしながら、いまだに昭和の価値観で物事を測ろうとしてはいないでしょうか?
人類はこれまで誰も経験したことのない新しい時代を迎えています。
したがって、既成概念を捨て、新しい概念で物事を見ることも、運勢を切り開くために欠かせないことでしょう。
庚子(こうし)がもたらす改革と新しい動き
2020年の十干は「庚(かのえ)」、十二支は「子(ね)」、九星は「七赤金星(しちせききんせい)」です。
庚は「更(さら)」という字に通じ、「更新」「継続と継承」「償い」という三つの意味が存在します。
いままでの流れを継承し、更新しなければならないとき、そこには「償い」という痛みが伴うもの。
つまり、これまでの問題や罪・けがれを清算しないと、次のステージに到達できません。
それは世の中に限らず、家庭も同じで、先送りにしてきた問題を解決しないと、別居や離婚を招くケースもあるので、多少の痛みを伴っても、改革して前に進む道を選びましょう。
一方、十二支の子は干支のトップバッターで、季節は冬に当たります。
一時代が終わり、ゆっくりと新しい時代が始まる。それが、庚子の年なのです。
九星の「七赤金星」が表すのは「お金」であり、テーマは経済と金融。
特に、民間経済の影響が大きくなると予測されます。
つまり、主導権は私たちが握っているので、自助努力をすればお金に対する不安が軽減されるでしょう。