シロタ株はストレスを緩和して良い眠りに導くスゴイ乳酸菌
私たちの腸内には、全身にある免疫細胞の半分以上が集まっています。乳酸菌の中には免疫機能を調節するものがあり、「シロタ株」は胃液や胆汁に負けずに生きたまま腸まで届き、腸内で免疫細胞を刺激し、低下した免疫機能を回復する力を示すと考えられています。
ヤクルトの研究によると、シロタ株を含んだ飲料を1日2本ずつ16週間飲用したグループは、咳などの自覚症状のあった回数がプラセボ飲料(味や外見は同じで、シロタ株を含まないもの)を飲用したグループの約半分でした。
また、学術試験を控えた医学部の学生を対象とした研究では、シロタ株を含む飲料を飲んだグループでは、プラセボ飲料を飲んだグループと比べて、数値化したストレスの体感レベルが明らかに低くなり、さらにストレスが強まると分泌量が増す唾液中のコルチゾールという物質の濃度も低く抑えられ、目覚めの回復がよかったことがわかりました。
近年の研究によると、睡眠の質の低下は仕事の効率を低下させるだけでなく、うつ病や認知症、循環器系の病気のリスクを高めるということです。
良い睡眠には、腸が重要な役割を果たしていることがわかってきました。良質な睡眠を手に入れ、健康を維持したいなら、シロタ株を摂るといいかもしれません。