足の血管が浮き出る、ボコボコしている、むくみがひどい...。それらの症状は「下肢静脈瘤」が原因かもしれません。放置しておくと重症化する場合もある「下肢静脈瘤」ですが、軽症のうちはセルフケアで何とかなります! そこで今回は"血管の名医"である広川雅之先生の著書『血管の名医が教える 下肢静脈瘤の治し方』をご紹介。自分の症状はセルフケアで治るの? 放っておくとどうなるの? 別の病気の可能性は? 「下肢静脈瘤」に関する疑問を名医が徹底解説します。
※本記事は広川雅之著の書籍『血管の名医が教える 下肢静脈瘤の治し方』から一部抜粋・編集しました。
自分の足を見たことがありますか?
謎のボコボコができていたり、青い血管がウネウネしていたり。
あなたの足、そんな状態になっていませんか?
もしかしたらそれ、下肢静脈瘤かもしれません 。
足が重だるくて立っているのが辛い、水を飲みすぎたわけじゃないのに、むくみがひどい、
寝て起きてもむくみがとれない、それも、下肢静脈瘤が原因かもしれません 。
実は下肢静脈瘤がある人って意外と多いんです。
悩んでいるのはあなただけじゃないですよ!
女性は見た目も気になりますよね。
男性は「ただのむくみだ」とほうっておく人が多いから重症化する場合もあるんです。
でも大丈夫!
軽症のうちは家でできるセルフケアでなんとかなります。
そのために紹介するのが、1分体操です。
毎日軽い体操を少しするだけで、下肢静脈瘤は劇的に改善します。
ポイントは、足にたまった血液をスムーズに流すこと。
体操で、血管の働きをサポートします。
むずかしい体操は一切ありません。
テレビを見ながらや、昼寝のついでにできるものばかりです。
下肢静脈瘤には、マッサージも効果的です。
下から上へ、足をやさしくさすります。
足のむくみやだるさは、本来なら心臓に戻るべき血液が足にたまることで起こります。
マッサージをすることで、血流がよくなり血液の循環がよくなるのです。
力を入れずに行うのがコツ!
足の不快な症状を手軽に解消できます。
弾性ストッキングもはいてみましょう。
ふくらはぎに圧力をかけ、血液の流れをスムーズにしてくれます。
ストッキングといっても、症状を解消するための靴下で男女問わず治療に用いられます。
今回は、はき方のコツもきちんとレクチャー。
自分に合った弾性ストッキングの選び方も紹介しています。
下肢静脈瘤かも⁉ と思ったらまずはセルフケアをやってみましょう。
下肢静脈瘤は、血管が血栓でふさがってしまう怖い病気だと勘違いしている方が多くいらっしゃいます。
下肢静脈瘤は、命に関わることはありません。
診察すると、ほとんどがセルフケアで回復する軽症です。
症状が進行し、中等症、重症となった場合もきちんとした医療機関で診察を受け、正しく治療をすれば、必ず治ります。
正しい知識を身につけ下肢静脈瘤とサヨナラしましょう!