【84歳現役医師が解説】新聞紙を使って四股踏み! 転ばない、倒れないための簡単1分筋トレ

新聞紙棒の作り方

用意するもの
新聞紙...朝刊1部
割りばし...2膳
ガムテープまたはセロハンテープ

作り方
(1)割りばし2膳をテープで固定する

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(2)新聞紙の1面の下端の中央に(1)を置き、テープで固定する。

【84歳現役医師が解説】新聞紙を使って四股踏み! 転ばない、倒れないための簡単1分筋トレ 2310_P064-066_10_W500.jpg(3)端から筒状になるようにしっかり巻き、最後に中央と両端の3カ所をテープで留める。

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要介護を招く転倒・骨折を
〝新聞紙体操〟で予防

年を重ねると、平坦な場所でも「つまずき」や「転倒」により骨折する人が多くいます。

「加齢により脚の骨や筋力が弱くなることを筆頭に、視力や認知力が衰えることなどがその理由です」と、林泰史先生。

転倒して骨折すると、体を自由に動かせなくなって入院や要介護の状態を引き寄せ、認知症の要因ともなるので注意が必要です。

「現在、75歳以上の要介護者約500万人中、約76万人は『脳卒中』が原因ですが、それに近い約63万人は『転倒・骨折』が原因です。90歳以上では『転倒・骨折』の方が多くなります」と、話します。

転倒・骨折のリスクを軽減するために林先生が考案したのが、新聞紙を使った体操です。

毎日1分程度で、気軽に行うことができ、骨と筋肉を鍛えられます。

「少しずつでもいいので、毎日続けることが大切。加えて、食事などにも気を付け、100歳まで元気に歩くことを目指しましょう」

 

<教えてくれた人>
原宿リハビリテーション病院 名誉院長
林 泰史(はやし・やすふみ)先生
(お名前は異体字の「泰」)

専門は整形外科、リハビリテーション科。京都府立医科大学医学部卒。骨粗鬆症の基礎研究で医学博士号取得、テキサス大学骨代謝科留学などを経て現職。著書に『新聞紙体操 もう転ばない!倒れない!老けない!』他。

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