歩き方を変えれば、若返る――「そんなバカな!?」と思うものの、実際できたらうれしいですよね?そこで、何歳からでも変われると提唱するウォーキング指導者・多村亜希子さんの著書『誰でもキレイに見える美しい歩き方』(文響社)から、体と心の健康まで引き出してくれる「美しく歩くコツ」を抜粋してお届けします。
美しく見える腕の振り方
腕の振り方はクセの出やすい部分です。
利き手だけ大きく振れてしまったり、前に振り出しすぎてまるで運動会の行進のように子どもっぽく見えてしまったり。
特に、上半身は印象を大きくコントロールする部分でもあるため、腕の振り方を変えるだけで、自分の印象を美しく演出することができます。
腕を振るときに意識するポイントは、前に振り出すのではなく、後ろに引くことです。
このときも基本姿勢をキープしながら行います。
二の腕とひじを後ろに引くことで、肩甲骨回りが連動して動くので、凝り固まった肩回りもスッキリしてきます。
そして、後ろに引いた腕が体の中心に戻って来たら、ひじから先をおへそのあたりまで自然に振り上げます。
ひじを支点に前腕を振り子のように動かすイメージを持ってみてください。
また、後ろから見たときに腕が体から離れていると、実際の自分の体より横幅が大きく見えて美しくありません。
腕は体から離れすぎないように、また、二の腕を後ろに引くときは内側へ、と意識するだけで、360度どこから見てもすっきりキレイな歩き方を身につけることができます。
【Point】
・体の内側にひじを引くように意識する
歩き姿勢や立ち姿勢、靴の選び方など、3万人を指導したプロによる「美しい歩き方」が全4章で解説されています