歩き方を変えれば、若返る――「そんなバカな!?」と思うものの、実際できたらうれしいですよね?そこで、何歳からでも変われると提唱するウォーキング指導者・多村亜希子さんの著書『誰でもキレイに見える美しい歩き方』(文響社)から、体と心の健康まで引き出してくれる「美しく歩くコツ」を抜粋してお届けします。
理想の歩幅の測り方
歩く時の歩幅は広すぎず、狭すぎず、重心移動のしやすい広さが良いと私は考えています。
つま先からもう片方のつま先までの距離が身長×0.4倍になることが通常歩行の目安ですが、美しく見える歩き方の場合はおよそ肩幅ぐらいと覚えておくといいでしょう。
初めのうちはバランスよく歩く練習として、いつもより少し狭い歩幅で歩き始め、足部の蹴りだしがスムーズにできるようになったら、少しずつ歩幅を広げていきます。
ハイヒールを履くときはヒールの高さ分、足首の可動域が狭くなり、蹴りだしの力が弱くなるので、少し狭い歩幅で歩くとバランスがとりやすくなります。
【Point】
・足を肩幅に広げる。
・両足を肩幅に広げて立ち、そのまま横を向いた歩幅が理想に近い。
歩き姿勢や立ち姿勢、靴の選び方など、3万人を指導したプロによる「美しい歩き方」が全4章で解説されています