頭痛のタイプ別に正しい対処を! 痛みがスッと消える「頭痛さよなら体操」のススメ

4人に1人が悩んでいるといわれる頭痛。改善には「頭痛のタイプ」を知ることと、「タイプに合わせた体操」などの実践が早道です。そこで、埼玉国際頭痛センター センター長の坂井文彦先生に、頭痛のタイプ別改善体操についてお聞きしました。

まずはチェック:あなたの頭痛はどのタイプ?症状で分かる「頭痛診断」

「片頭痛」かも!? という人は...

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【片頭痛】

●主に頭の片側がズキンズキンと痛む

月に数回
・吐き気や嘔吐
・光、音、においに敏感になる
・動くとつらい

【片頭痛の改善に】

片頭痛の予防に効果的な体操です。頭と首を支えている筋肉と神経をストレッチし、その刺激を信号として送ることで痛みの回路を断ち、痛みを予防します。痛みがあるときは行いません。

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詳しくはこちら:片頭痛の人に。「両肩を大きく動かすストレッチ」/頭痛さよなら体操(1)

「緊張型頭痛」かも!? という人は...

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【緊張型頭痛】

●頭全体がギューッと締め付けられる

・ほとんど毎日
・肩や首がこる
・めまいがある
・動くとラクになる

【緊張型頭痛の改善に】

頭痛が起こっているときに行うと効果的な体操です。肩を回すことで、腕と首を支えている僧帽筋をストレッチして血行を良くし、首や肩のこりを解消して頭痛を改善します。

2006_p054_01.jpg頭痛が起こっているときに行うと効果的な体操です。肩を回すことで、腕と首を支えている僧帽筋をストレッチして血行を良くし、首や肩のこりを解消して頭痛を改善します。

詳しくはこちら:緊張型頭痛の人に。「肩を前後に大きく回すストレッチ」/頭痛さよなら体操(2)

「群発頭痛」かも!? という人は...

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【群発頭痛】

●片目の奥がグリグリとえぐられるように痛む

・年に1~2回、1~2カ月ほど続く
・片側の目の奥の痛み、充血、涙
・じっとしていられない痛み

【群発頭痛など、慢性頭痛に悩む全ての人の改善に】

慢性的な頭痛の人は、全身の血行を良くすることが大切。そのためには、十分な血液を心臓から送り出す必要があります。腹式呼吸で横隔膜を動かす、歩くなどで血行を良くしましょう。

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詳しくはこちら:慢性頭痛に悩む全ての人に。「息を吐き切る腹式呼吸」/頭痛さよなら体操(3)

痛みをコントロールする「頭痛ダイアリー」もオススメ

ffec1fac6081f71ab75e4f8011e86a6a99d9a811.jpg頭痛ダイアリーでわかること

・「どのくらい薬を飲んでいるか」...服薬数や薬の効果を数値で確認。薬の飲み過ぎに気付く人も多い。

・「いつ、どんなときに起こるか」...1カ月ほど記録すると、次第に頭痛が起こるときの傾向が把握できます。

・「前兆や誘因」...寝不足や寝過ぎ、悪天候など、頭痛を引き起こす要因が分かります。

・「頭痛のタイプ」...頭痛の種類の見極めに役立ち、スムーズな診断や治療につながります。

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詳しくはこちら:薬の飲み過ぎに気付く人も!「頭痛ダイアリー」のススメ

【まとめ読み】特集「頭痛さよなら体操」記事リスト

取材・文/笑(寳田真由美) イラスト/渡邉美里

 

<教えてくれた人>

埼玉国際頭痛センターセンター長
坂井文彦(さかい・ふみひこ)先生

慶應義塾大学医学部卒業。1976年米国ベイラー医科大学神経内科留学。97年北里大学医学部神経内科学教授。2010年より埼玉医科大学客員教授、現職に。著書に『「片頭痛」からの卒業』(講談社現代新書)など。

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「片頭痛」からの卒業

(坂井文彦/講談社現代新書

今回「頭痛さよなら体操」を教えてくださった坂井先生の著書。「片頭痛」を中心に、予防の仕方、治療、クスリとのつきあい方など、「頭痛治療の最前線」について、わかりやすく教えてくださいます。坂井先生が編み出した「頭痛ダイアリー」の活用法から、「頭痛体操」、頭痛になりにくい生活習慣まで盛りだくさんの一冊です。

この記事は『毎日が発見』2020年6月号に掲載の情報です。

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