緊張型頭痛の改善に。「肩を前後に大きく回すストレッチ」/頭痛さよなら体操(2)

4人に1人が悩んでいるといわれる頭痛。改善には「頭痛のタイプ」を知ることと、「タイプに合わせた体操」などの実践が早道です。そこで、埼玉国際頭痛センター センター長の坂井文彦先生に緊張型頭痛に効果的なストレッチについてお聞きしました。

【緊張型頭痛の人は】

頭痛が起こっているときに行うと効果的な体操です。

肩を回すことで、腕と首を支えている僧帽筋をストレッチして血行を良くし、首や肩のこりを解消して頭痛を改善します。

肩を前後に大きく回すストレッチ(後ろ回し、前回しを交互に各10回)

両ひじで体の横に円を描くつもりで、腕を前後に大きく回します。

肩の力は抜いて行います。

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足を肩幅に開いて立ち、両ひじを軽く曲げます。

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肩を中心にして、両腕を前から後ろに回します。

「上着を脱ぐ」イメージでゆっくり回します。

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両腕を前に回します。

「リュックサックを背負う」イメージで、後ろから前へゆっくり回します。

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取材・文/笑(寳田真由美) イラスト/sino・渡邉美里

 

<教えてくれた人>

埼玉国際頭痛センターセンター長
坂井文彦(さかい・ふみひこ)先生

慶應義塾大学医学部卒業。1976年米国ベイラー医科大学神経内科留学。97年北里大学医学部神経内科学教授。2010年より埼玉医科大学客員教授、現職に。著書に『「片頭痛」からの卒業』(講談社現代新書)など。

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「片頭痛」からの卒業

(坂井文彦/講談社現代新書

今回「頭痛さよなら体操」を教えてくださった坂井先生の著書。「片頭痛」を中心に、予防の仕方、治療、クスリとのつきあい方など、「頭痛治療の最前線」について、わかりやすく教えてくださいます。坂井先生が編み出した「頭痛ダイアリー」の活用法から、「頭痛体操」、頭痛になりにくい生活習慣まで盛りだくさんの一冊です。

この記事は『毎日が発見』2020年6月号に掲載の情報です。

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