専門医が解説!猫背が起こす「9つの症状」とは?

肩甲骨が正しい位置にないと、体は歪み、肩こりや猫背、腰痛などの原因になります。肩こりや腰痛を治して猫背を解消するには、肩甲骨周りの筋肉をほぐして、肩甲骨を正しい位置に戻してあげることが不可欠。そこで、骨格アライメント治療のエキスパートである細野クリニック院長の細野周作先生にお話をお伺いしました。

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先の記事ではクイズ形式で9つの症状を紹介しました。今回は肩甲骨が動いていない、「猫背」によって起こる症状について、"ドクター細野"に詳しく解説していただきました。

●頭が肩より前に出るのは?
普段から肩が前方に丸まった姿勢でいると、首が前に突き出て見えるようになります。これは猫背が慢性化している証拠です。背中でたすきがけに手を組めない人も多いはずです。1906_p051_03.jpg

 

●慢性的な腰痛その理由は?
右の肩甲骨は左の股関節、左の肩甲骨は右の股関節と連動しており、一方の動きが悪くなるともう一方に影響します。そのため肩甲骨の柔軟性が失われると、腰痛が起こりやすくなります。1906_p051_02.jpg

 

●肩こりがひどいのは?
前かがみの姿勢が続くと、肩甲骨周りの筋肉が緊張して硬くなり血行不良が起こります。すると、老廃物や疲労物質が蓄積し、だるい、重い、痛いといった症状が現れやすくなります。1906_p051_01.jpg

 

●手首やひじの痛みやしびれ、疲れは?
肩甲骨周りが凝り固まっている人は骨盤の位置が悪く、猫背など姿勢が悪い場合が多いもの。すると、腕を使うときに筋肉が余計な緊張を起こし、痛みやだるさを感じるようになります。1906_p051_06.jpg

 

●唇や舌をかむ、口内炎、歯のかみしめは?
多くの場合、体がゆがんでいることが原因。特に頭と首の位置関係が重要です。猫背の人は頭が前に出ているため、首と頭の位置がずれてゆがんでしまい、症状が起こりやすくなります。1906_p051_05.jpg

 

●朝起きると顔がむくむのは?
前かがみの姿勢で生活をしていると、肩甲骨は開き、肩が上がった状態に。すると、全身の血流が悪くなり、代謝も下がってむくみやすくなります。顔のむくみやたるみにもつながります。1906_p051_04.jpg

 

●あごと肩のラインがほぼ同じなのは?
鏡の前に立ったとき、あごと肩のラインが同じ高さという人は、肩が上がった状態が慢性化しています。これは、肩甲骨が固まって緊張した状態。血流が悪く、冷えやむくみが起こります。1906_p051_09.jpg

 

●鎖骨が見えにくい、その原因は?
お風呂上がりなどに鏡の前で、鎖骨がきれいに見えているかどうかチェックをしましょう。鎖骨のラインは水平が正しい位置。埋もれて見えないという人は、猫背になっています。1906_p051_08.jpg

 

●腕をまっすぐ上げるのが難しいのは?
腕をまっすぐ上げることが難しい人は、肩甲骨の動きが悪くなっています。姿勢が悪いため肩甲骨周りの血流が悪くなり、冷えや肩こり、首こり、むくみなどの不調も起こりやすい状態です。1906_p051_07.jpg

 

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取材・文/笑(寳田真由美) イラスト/黒崎 玄

 

 

<教えてくれた人>

細野周作(ほその・しゅうさく)先生

細野クリニック 院長。東京医科歯科大学医学部卒業後、東京都済生会中央病院、東京大学医学部附属病院を経て独立。著書に『ゆがみを治せば、病気が治る!-骨格アライメントへの招待-』(ゴマブックス)など。

この記事は『毎日が発見』2019年6月号に掲載の情報です。

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