ダイエットのためにどれだけ運動&筋トレしても、「食事」が悪ければすべてムダ...。
Twitterフォロワー数65万人(2019年1月現在)の大人気マッチョ社長、Testosterone氏による最強の食事管理法をご紹介。何をどれだけ食べればいいかが超シンプルにわかります!
※この記事は『 筋トレビジネスエリートがやっている最強の食べ方』(Testosterone/KADOKAWA)からの抜粋です。
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スイーツ食べちゃった......」焦るな、まだ間に合う!
マクロ管理法=「食べられるものに制限があってキツそう」と思う人もいるはずだ。だが、何度も言うように決められたマクロバランスの範囲内であれば、調整することは可能である。
たとえば、ダイエットの大敵である高カロリーな食べ物の誘惑に負けてしまったとき。ラーメンやハンバーガー、スイーツなど、ダイエット時には避けたい食べ物ほど、無性に食べたくなってしまう。ダイエット開始当初はこの誘惑に打ち勝つことができても、意志の力が弱くなってくるとつい魔が差して食べてしまったことは、ダイエット経験者のほぼ全員が経験しているであろう。
ここで最悪なのが、一度誘惑に負けてしまうとすべてがどうでもよくなってしまうことだ。自暴自棄になってしまい、欲望のままに食べ、せっかくのダイエットも水の泡になってしまう。はっきり言って、ダイエット時の誘惑を断つことはなかなか難しい。だが、マクロ管理法であれば、ついつい魔が差してしまっても対応できるのだ。
それはなぜか? たとえば、誘惑に負けてショートケーキを食べてしまったとしよう。通常のダイエット時なら「ショートケーキ=ダイエットの大敵」となり、一度食べてしまったら「今までの努力が台無し」と思ってしまう人も少なくない。
しかし、マクロ管理法のもとでは、ショートケーキも単なる食品の一つにすぎないし、そのマクロ栄養素も数字にすぎない。ショートケーキなら、「タンパク質:4.59g、脂質:25.3g、炭水化物:29.05g、366kcal」だ。たしかに脂質が多すぎることは否めないが、夕ご飯を調整すれば帳尻は合わせられそうだ。

〔図〕ショートケーキのマクロ栄養素
どうだろう、数字だけを見ることで、冷静に判断できるのではないだろうか? 少なくとも自暴自棄になり、暴飲暴食することはなくなるはずだ。
自暴自棄になる理由として考えられるのは、つい食べてしまった食べ物に「どれくらいの栄養素が入っているか」「摂取したカロリーが、自分の摂取すべきカロリーをどれぐらい上回ってしまったのか」ということをきちんと把握できていないからだろう。得体の知れない未知のものだから、不安にかられてしまう。
だが、マクロ管理法をマスターしていれば、上の図のようにイメージして「脂質と炭水化物が多いから、夜はサラダチキンだけだな」などと対処できる。つい魔が差してしまい、栄養バランスが偏ったものを食べてしまっても、マクロ管理法があなたの拠り所になってくれる。むしろ、マクロ管理法なしで行うダイエットなど、暗闇の中を手探りで進んでいる状態に等しい。マクロ管理法という指針が光となりコンパスとなり、あなたをダイエットの成功に導いてくれるのだ。
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