ダイエットのためにどれだけ運動&筋トレしても、「食事」が悪ければすべてムダ...。
Twitterフォロワー数65万人(2019年1月現在)の大人気マッチョ社長、Testosterone氏による最強の食事管理法をご紹介。何をどれだけ食べればいいかが超シンプルにわかります!
※この記事は『 筋トレビジネスエリートがやっている最強の食べ方』(Testosterone/KADOKAWA)からの抜粋です。
前の記事「ダイエットで守るべき"たった一つの法則"とは?/最強の食べ方(1)」はこちら。
必要なのはたった5つのステップだけ
マクロ管理法を行ううえで必要なステップを簡単に説明すると次の通りだ(図1参照)。ちなみに、今回は一般の人向けに、最もシンプルで簡単な設定法を紹介する。
1. 性別・身長・体重・年齢をもとに基礎代謝を割り出す
2. 1日の活動量を考慮し、1をもとに1日の消費カロリーを割り出す
3. 2をもとに、あなたの目的(減量or維持or増量)に合わせて1日で摂取すべき総カロリーを割り出す
4. 1日の総カロリーから、各マクロ栄養素を毎日何gずつ摂取すればいいかを割り出す
5. あとは4のとおりに食事をしていくだけ
〔図1〕マクロ管理法に必要な5ステップ
【マクロ管理法の5ステップ-1】1日の基礎代謝を計算する
では早速、順を追って見ていこう。
先ほど紹介したステップの1にもあったように、マクロ管理法では、まず1日の基礎代謝を割り出す。
基礎代謝とは、人間が何もしなくても消費するカロリーの値だ。
今回の計算には、1990年に発表されたMD Mifflin(※注)の式を使う。この数式は、アメリカで最もポピュラーな計算式の一つだ。1990年というと古く感じるかもしれないが、30年近くも使われ続けているのは、それだけこの計算式が優秀かつ、正確である証拠なので安心してほしい。
〔図2〕1日に必要な基礎代謝の計算方法
上の図2の通りに体重と身長、年齢の数値を入れて計算するだけで、1日の活動に最低限必要なカロリー数がわかる。
なお計算をより簡単にするため、「DIET GENIUS」のホームページ上に、1日に摂取すべき総カロリーやマクロバランスを簡単に算出できるページを作成した。超シンプルなので、ぜひアクセスしてみてほしい。
【マクロ管理法の5ステップ-2】1日の消費カロリーを計算する
先ほどの計算で算出した基礎代謝は「何もせずじっとしていても自動的に消費される」カロリーだ。だが、働いている人が1日中ずっと寝ているなんてことはあり得ない。
そこで、基礎代謝をもとに、活動量も考慮に入れた1日の消費カロリーを割り出す。
とはいっても、活動量は人によって異なるので、活動量を3段階の「アクティブ度」に分けて計算する。
1. アクティブ度が低い人(基礎代謝×1.2)
2. アクティブ度がまあまあ高い人(基礎代謝×1.55)
3. アクティブ度が高い人(基礎代謝×1.725)
詳細は図3のとおりだ。
〔図3〕活動代謝のめやす
【1日の消費カロリーの例】
試しに170㎝、60㎏、35歳の男性を例にとってみよう。
計算式は下の図4のとおりだ。仕事の内容や体を動かす習慣があるかどうかによって、消費カロリーにはけっこう差が出る。
キャプ:〔図4〕1日の消費カロリーの例
(※注)Mifflin, M. D., St Jeor, S. T., Hill, L. A., Scott, B. J.,Daugherty, S. A., & Koh, Y. O. (1990). A new predictive equation for resting energy expenditure in healthy individuals.The American Journal of Clinical Nutrition, 51 (2), 241-247. から引用し計算式を使用
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