ダイエットのためにどれだけ運動&筋トレしても、「食事」が悪ければすべてムダ...。
Twitterフォロワー数65万人(2019年1月現在)の大人気マッチョ社長、Testosterone氏による最強の食事管理法をご紹介。何をどれだけ食べればいいかが超シンプルにわかります!
※この記事は『 筋トレビジネスエリートがやっている最強の食べ方』(Testosterone/KADOKAWA)からの抜粋です。
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アメリカで大人気のダイエットも、マクロ管理法がベース
今、アメリカで流行っているダイエット法がある。
それが「If It Fits Your Macros(IIFYM)」というもの。別名、Flexible Dieting(柔軟なダイエット)とも呼ばれている。大雑把に言えば、「決められたマクロバランスの範囲内なら、何を食べてもいい」というダイエット法だ。そう、このダイエットのベースになっているのがマクロ管理法である。
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決められたマクロバランスを超えない限り、ドーナツでもハンバーガーでもピザでも、好きなものを食べられるというキャッチーさが受けてアメリカで人気になっている。
このIIFYMはもともと、型にはまったダイエットが合わない人向けに考案された。本来、1日の食事は6~8回程度に分けて摂ることが好ましいが、なかなか難しい。朝はどうしても食欲がなかったり、料理をいちいち用意するのが大変だったりする。そういった細かなルールに縛られることでダイエットが続かなかったり、怖気(おじけ) づくのであれば、細かいルールは取っ払って、よりストレスフリーで続けられるようにしようという狙いである。
もちろんベストな方法ではないが、やらないよりはマシ。しかも、少しでも痩せ始めたらダイエットへのモチベーションも上がりやすくなるためとっつきやすく、ダイエットのきっかけとしては悪くない。
ただし、最近は少し行きすぎ感も出てきている。マクロバランスさえ合っていれば、「ドーナツやケーキが主食になっても問題ない」と言い出す人が出てきたからだ。
たしかにマクロバランスは他の何を差し置いてでも守る価値があるぐらい大切だが、メインの栄養はやはり玄米やオートミールなどの良質な炭水化物源、鶏むね肉や牛肉などの良質なタンパク質源、ナッツやアボカド等の良質な脂質源から摂取すべきである。
ドーナツが主食になってもいいというのは論外だが、ここでマクロ管理法の強みが発揮される。マクロ管理法では、決められたマクロバランスの範囲内で食事を摂らないといけない。
ドーナツばかり食べていては、炭水化物と脂質はオーバーし、タンパク質が満たせなくなってしまう。ドーナツばかり食べることは、どの道不可能なのだ。これを明確に数字で制限してくれるのだから、本当に優秀なメソッドである。
本来は、ダイエット中にドーナツをはじめスイーツやラーメンなどの高カロリー食品は食べないほうが好ましい。だが、理想論ばかり語っていてもダメだ。マクロ管理法はある程度「遊び」の部分があって素人でも実践しやすいうえに、1日に摂取すべき総カロリーとマクロバランスが決まっているから、ぶっ飛んだ食事ができない点が優秀なのである。
そう、一般の人も気軽に真似でき、長期間続けることができるという最強のメソッドなのだ。
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