65歳からは「筋量を落とさない」が目標! リハビリ専門医の吉村芳弘先生に教わる運動と検診のポイント6

(5)歯周病予防に数カ月に1回、歯科に通う

定期的に口腔ケアをしている人ほど寿命が長いというデータがあります。

「何歳になっても食事を楽しむためには、しっかり嚙めることが基本。そのためにも、歯周病予防をはじめ、口のケアは大変重要です。信頼できる歯科医を見つけて、数カ月に1回は、クリーニングや歯垢除去など、メンテナンスを受けるといいでしょう」

(6)75歳からはフレイル健診

「75歳になったら、年に1度、市区町村で実施するフレイル健診を受けてください」と、吉村先生。

フレイル健診は、15項目の質問票で要介護予備軍を見つけ、個別指導や医療機関の受診につなげるもの。

また、日ごろから質問票の項目を意識することで、フレイル予防になります。

気になる項目があったら、かかりつけ医に相談を。

65歳からは「筋量を落とさない」が目標! リハビリ専門医の吉村芳弘先生に教わる運動と検診のポイント6  2403_P022-023_06.jpg

※上記は、フレイル健診の質問票から抜粋したものです。

※フレイルとは、健康な状態と要介護状態の中間の虚弱な状態を指します。

構成・取材・文/寳田真由美(オフィス・エム) イラスト/祖父江ヒロコ


 

<教えてくれた人>

熊本リハビリテーション病院 サルコペニア・低栄養 研究センター長
吉村芳弘(よしむら・よしひろ)先生

熊本大学医学部卒業。東京女子医科大学心臓血管外科での研修医時代、やせ細っていく高齢の入院患者の実情を知り、栄養管理とリハビリの重要性を痛感。外科医からリハビリテーション専門医に転身。

この記事に関連する「健康」のキーワード

PAGE TOP