65歳からは「ぽっちゃり」を目指せ!あなたの「健康小太り度」をチェック【リハビリ専門医の吉村芳弘先生が解説】

年齢を重ねていくと、実はやせているよりも小太りから太めくらいの体型の人の方が、病気から元気に回復する人が多いそう。今回はリハビリテーション専門医の吉村先生にお話をうかがいました。自分が「健康小太り」かどうかセルフチェックをしてみましょう。

この記事は月刊誌『毎日が発見』2024年3月号に掲載の情報です。

元気で長生き
健康小太りのススメ

65歳からは「ぽっちゃり」を目指せ!あなたの「健康小太り度」をチェック【リハビリ専門医の吉村芳弘先生が解説】 2403_P018-019_01.jpg

健康小太りとは

・BMI23~25、見た目はぽっちゃり型
・血糖値やコレステロール値が多少高くても、体調がいい
・腹囲は90㎝まで
※数値は、女性の場合。

65歳からは体重と筋力の維持が要

「何歳になっても健康でいきいき過ごすには、できるだけやせないこと。小太りから太めぐらいがちょうどいい」と、吉村芳弘先生。

70歳を過ぎるとやせてくる人が多いですが、やせることで、万が一の病気に立ち向かう力は著しく低下します。

同じ病気をしても、元気に回復するのは小太りから太めの人が圧倒的に多いそうです。

「65歳からは、体重と筋力を落とさないことが重要。メタボ対策よりもフレイル(※)対策に努めましょう」

まずは以下で、いまの自分の体の状態を確認してみましょう。

※健康な状態と要介護状態の中間の虚弱な状態。

 

<教えてくれた人>

熊本リハビリテーション病院 サルコペニア・低栄養 研究センター長
吉村芳弘(よしむら・よしひろ)先生

熊本大学医学部卒業。東京女子医科大学心臓血管外科での研修医時代、やせ細っていく高齢の入院患者の実情を知り、栄養管理とリハビリの重要性を痛感。外科医からリハビリテーション専門医に転身。

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