年齢を重ねていくと、実はやせているよりも小太りから太めくらいの体型の人の方が、病気から元気に回復する人が多いそう。今回はリハビリテーション専門医の吉村先生にお話をうかがいました。自分が「健康小太り」かどうかセルフチェックをしてみましょう。
この記事は月刊誌『毎日が発見』2024年3月号に掲載の情報です。
元気で長生き
健康小太りのススメ
健康小太りとは
・BMI23~25、見た目はぽっちゃり型
・血糖値やコレステロール値が多少高くても、体調がいい
・腹囲は90㎝まで
※数値は、女性の場合。
65歳からは体重と筋力の維持が要
「何歳になっても健康でいきいき過ごすには、できるだけやせないこと。小太りから太めぐらいがちょうどいい」と、吉村芳弘先生。
70歳を過ぎるとやせてくる人が多いですが、やせることで、万が一の病気に立ち向かう力は著しく低下します。
同じ病気をしても、元気に回復するのは小太りから太めの人が圧倒的に多いそうです。
「65歳からは、体重と筋力を落とさないことが重要。メタボ対策よりもフレイル(※)対策に努めましょう」
まずは以下で、いまの自分の体の状態を確認してみましょう。
※健康な状態と要介護状態の中間の虚弱な状態。