「入っていれば、とりあえず安心...」と思って入った保険を、そのままずっと放置していませんか? 実は思っている以上に保険料は家計の負担になっています。大人世代はどんな保険を選ぶべきか、見直すタイミングやポイントをファイナンシャルプランナーの横川由理さんにお聞きしました。
この記事は月刊誌『毎日が発見』2024年1月号に掲載の情報です。
【前回】「保険料を支払い過ぎという方が多い」FPの横川由理さんが「保険の正解」を解説
人生の転機で行う
保険の見直しポイント
なんとなく惰性で入ってしまっていることが多い保険商品。見直すタイミングをお聞きしました。
<見直すタイミング01>子どもが社会人になった
教育費が不要になるので、高額な保険料の死亡保障をやめる
「生命保険(死亡保障)は、残される家族のために加入するもの。子どもが、社会人となり自身の稼ぎで暮らせるようになったら必要なくなるものなので、やめてしまっても問題ありません。子どもに掛けている生命保険があれば、同時にやめてしまってOK 。自分の暮らしは自分で賄うという、社会人として至極当たり前のことを教えるいい機会にもなります」
やめた分のお金は積み立てへ
「生命保険のために支払っていた保険料は、『NISA口座』で投資信託として積み立てたり、銀行や郵便局に預けるなど『貯蓄』として積み立てましょう。運用結果にもよりますが保険に費やすよりはよっぽど、いざというときの備えになります」
<ポイント>
貯蓄型で利率の良い保険はそのまま加入を。
保険料が終身払い(一生払い続けるタイプ)の場合はやめて、その分を貯蓄にまわしましょう