<この体験記を書いた人>
ペンネーム:夏子
性別:女
年齢:45
プロフィール:今年で結婚15年目。郊外の住宅街に住む主婦です。毎日のんびり近所の公園を散歩して癒されています。
2018年のことです。
「税金の負担がもう少し軽ければいいのに」
「そうだね」
同い年の夫と給料明細を見ながら、そんな話をしたことがありました。
夫との会話後もそのことが気になっていて、税の負担を軽くする方法を調べてみることに。
iDeCo(個人型確定拠出年金)という制度なら、積立金額が所得控除されると知り、夫に勧めてみました。
最初、夫はあまり乗り気ではありませんでした。
書類を用意するのが嫌いな上、職場に書いてもらう書類もあったからです。
「手間がかかって会社に迷惑だから」
そう言って、会社に頼むのを渋っていました。
けれども会社が書く欄はほんの少しで、一度記入してもらえば済みます。
所得控除されると住民税が少し安くなり、年末調整か確定申告で戻ってくる所得税の還付金も増えるので頼む価値があると説得。
夫は「そういうことなら」と、書類の記入を会社に頼んでくれました。
「本当は将来のこと考えて、こういうの利用した方がいいけど、みんなやらないんだよね」
会社の担当者さんはこのように言っていたそうです。
会社でiDeCoをするのは夫が初めてでしたが、面倒がられることもなくあっさり書いてくれました(これは当たり前ですかね)。
夫はサラリーマンですが、確定申告を自分でしています。
iDeCoで還付金が前より増えたのを実感して、今では「やってよかった」と言っています。
iDeCoというと「投資信託」のイメージを持つ人も多いようですが、金融機関によっては定期預金など、いわゆる「元本確保型商品」という選択肢もあります。
投資に抵抗がある人でも取り組みやすい制度ではないでしょうか。
我が家は、今のところ全額投資信託にしています。
夫は2018年7月に始めて14万円ほど含み益が出ている状態。
私は2019年10月から始めて約10万の含み益が出ています。
後からネットでもろもろの条件を気軽に変更できるので、たまに夫婦で話し合って調整しています。
私たち夫婦の実家は、結婚も出産も早かったので子育てが終わってから老後資金を貯める時間的な余裕がありました。
でも、私たち夫婦は子どもが大学を卒業する年には58歳。
老後資金を貯める期間が短くて、iDeCoを始めるまで不安でした。
毎月それぞれ2万3000円ずつなので「これさえあれば安心」という金額にはなりませんが、何もしないよりずっとましです。
不安も少し和らぎました。
iDeCoは節税しながら将来に備えられるので、これからも続けていきたいと思います。
※資産運用にはリスクがあります。資産運用に関する決定は、必ず利用者ご自身の判断・責任において行ってください。
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