夫婦喧嘩の怒りが落ち着くまでは無視が正解...「妻の取り扱い説明書」は父から夫へ受け継がれた!

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:しらたま
性別:女
年齢:46
プロフィール:最近、自宅のテラスでのバーベキューにハマっている我が家。いろいろなものを焼いて食べるのが毎週末の楽しみです。

夫婦喧嘩の怒りが落ち着くまでは無視が正解...「妻の取り扱い説明書」は父から夫へ受け継がれた! 49.jpg

私は46歳、一つ年下の夫と、10代の娘の3人暮らしをしています。

昔から、私の両親が夫婦喧嘩をすると、母が口をきかなくなるのがお決まりでした。

長い時には数日間続くこともあり、父が母の機嫌をとろうとするものの、母に無視されしょんぼり、というのがパターンでした。

しかし、しばらくして自然に母の機嫌がなおると、いつの間にか夫婦関係は元通りに。

喧嘩しては仲直りを繰り返し、父母は今でも仲良く暮らしています。

子どもの頃は、そんな父がとてもかわいそうだと思っていました。

母はなんて意地悪なんだと感じたことも一度ではありません。

ですが最近、私も歳を重ねて母に性格が似てきたのか、母の気持ちがすごく分かるのです。

歳をとるにつれ、以前と比べて気持ちの切り替えがなかなかスムーズに行かないことが多いと感じています。

何かに対して腹が立つと、その気持ちからなかなか抜け出すことが難しいと感じるのです。

そんな時には、腹が立った相手と接したり話したりすると、言わなくてもいい余計な文句まで言ってしまいかねません。

そのため、夫と夫婦喧嘩をした時には、気持ちが落ち着くまで、あえて夫と接しないように気をつけています。

事態の悪化を予防するという意味で、相手との接触を避けた方がよいと感じるのです。

そのために、夫婦喧嘩をしたら夫としばらく口をききません。

夫からは腹が立ったからといって口を聞かないのは、身勝手な行動だと思われているかもしれません。

しかし今のところ、これが夫婦喧嘩を最短で終わらせるための最も効果的な方法になっています。

母が父と喧嘩をした時に口を聞かなかったのも、同じ理由だと思います。

母は父に意地悪をしていたわけではなくて、自分の気持ちを落ち着けるためにそうしていたのです。

私も大人になってやっと分かりました。

最近、自分の考え方や口癖、行動が母に似ていると感じることが増えました。

これに関しては妹も同じだと言っていて、やっぱり親には似てくるものなのだと実感しました。

また、実は夫も私が母と性格が似ていることをよく分かっています。

夫が私の父に「妻とうまく接する方法」について教えを受けていたことがあるのを、私は知っています。

私と母は性格が似ているため、傾向と対策が同じなのだそうですよ。

喧嘩しつつも、なんだかんだでオシドリ夫婦の父と母。

夫には私の取り扱い方法をしっかり理解してもらい、父母のように、夫と仲のよい夫婦を続けていきたいと思っています。

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