認知症のお義母さんと手足は不自由だけどしっかり者のおばさんの二人を在宅介護するバニラファッジさん。ある日、バニラファッジさんが用意したペットボトルでお茶を飲んでいたお義母さんとおばさんでしたが、認知症のお義母さんがペットボトルでお茶を飲むときにとった行動とは...?
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お義母さんとおばさんは、よくお茶を飲んでいました。
いつも4リットルのほうじ茶を作って冷蔵庫に保存していましたが 大きなピッチャーでは重くて扱えないので、500mlサイズのペットボトルに小分けしていました。
そんなある日、お義母さんが...
若者ならいざ知らず、お義母さんたちの世代でラッパ飲みなどお行儀が悪いどころの騒ぎではない。
そんな姉の姿を見たおばさんは、相当ショックだったようですが 認知症のお義母さんには、そんな記憶は残っていません。
「ラッパ飲みくらいいいじゃないか」と思う嫁は、それぞれにお茶ボトルを用意しました。
冷蔵庫に入れたことを瞬時に忘れてしまうのも、認知症あるある。
しかし、その後...
ペットボトルのふたでお茶を飲み始めました。
コップの存在を忘れてしまったのか、洗い物が増えないよう嫁に気を遣っているのかはたまた、お行儀の悪いことへの憧れがあったのか(笑)
この時は、コップにお茶を注いで出してあげれば、お義母さんんはなんの問題もなく飲めます。
これはできる、これはできない、と見分けるのが難しいのも認知症の在宅介護です。
いずれにしろ、そばにいて何に困っているかを察知し、早めにフォローしてあげると認知症の人の不穏な行動は少なくなると思います。
ただそれも24時間は、とても難しいことなのでやはり基本は「不穏な行動を叱らない」ということを心がけていました。
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