<この体験記を書いた人>
ペンネーム:むらまゆ
性別:女
年齢:44
プロフィール:専業主婦。夫は46歳の公務員、息子は17歳の高校生です。夫の嬉しい変化について話をしたいと思います。
私は44歳の専業主婦です。夫は46歳の公務員、息子は17歳の高校生です。
最近、夫は家族をすごく褒めてくれます。
私には「毎日美味しい弁当や食事をありがとう」。
息子には「毎日頑張って勉強しているね、よくやっている」。
嬉しいですが戸惑っています。
というのも、数カ月前の夫とはまるで態度が違うからです。
「家がなんか汚いから綺麗にしといて」
「本当に俺の息子か、俺の息子だったらこんな底辺学校行くはずないんだけど、嫁さんの血ならしょうがないか」
とにかく自分を持ち上げて私達を落とすようなひどい事を言われていました。
食事に関しても傲慢で、家に帰る直前に「今日は魚を食べる気がしないからハンバーグにして」と電話が...。
そんなこと言われても、献立を急に変えられない時だってありますよね?
仕方なく、予定通り焼き魚を用意していると怒られます。
また、夕飯を用意しても、突然「イライラしているからご飯は食べて帰る」など日常茶飯事でした。
特にひどくなったのは、3年前に役職がつき異動した頃からです。
家に帰ってきてもイライラをぶつけられました。
ちょっとのホコリが落ちていれば「僕が家賃を払っているんだから綺麗に使え」。
太っている私に「デブを嫁にもらった記憶はない」。
息子に対し「頭が悪い子の言い分を言われても僕には理解できない」。
などなど外で同じ事を言ったらパワハラ、セクハラです。
私も息子も夫に怯えるようになりました。
夫の帰るコールで2人は震え、毎日夫が食べたいものを電話後に超特急で作る生活がしばらく続いたところで、息子が夫に言いました。
「お父さんはできるだけ仕事をして、できるだけ遅く帰ってきてね」
「お父さん、仕事は定時でもいいけど絶対に夜は10時以降に帰ってきてね。僕たちの精神的な自由時間がなくなるから」
息子もなかなかひどい事を言いましたが私も同感です。
夫は私が息子を叱ると思ったようですが、当然、私は息子の肩を持ちました。
夫は自分では可愛がっていると思い込んでいた息子にそんなことを言われてショックを受けたのでしょう。
それが数カ月前から少しづつ変わって来ました。
冒頭でお話ししたように、私達を褒めるようになったのです。
理由を聞いたところ、夫は自分にあるルールを設けて実行しているのだそうです。
そのルールとは次の3つ。
・職場内のイライラは家に持ち込まない
・家族と笑って過ごす
・家族を褒める
このルールを実践していく中で、夫は「モラハラ&パワハラ夫」から、「我が家の褒め褒め大臣」に就任しました。
最初は妙な気分になりましたが、褒められて悪い気はしません。
また、夫も褒めるところを探すうちに、今まで気づかなかったことに目を向けてくれるようになりました。
褒められた中で私が言われて嬉しかったのは、食事の際に「好き嫌い多い僕の為に、毎日こんなに美味しいご飯を作ってくれてありがとう」です。
結婚して19年経ちますが、嬉しくて涙を流してしまいました。
これからも褒め褒め大臣でいてほしいな...そのためには私も良き妻でいなきゃ!
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