<この体験記を書いた人>
ペンネーム:セサミ
性別:女
年齢:40
プロフィール:夫と娘2人の4人家族。平日の昼間に映画を観に行くのが唯一の楽しみ。
我が家には8歳と6歳の娘がいます。
仲良し姉妹で、いつも二人で楽しそうに遊んでいます。
ある日、夕飯の支度をしている最中に、いつものようにリビングで楽しそうに遊んでいる二人を何の気なしに見ると、テーブルの上にカラフルなカードを並べていました。
そのようなカードは買ってあげた記憶がなかったので、側に行き見るとギョッとしました。
明らかにキャバクラや風俗店のような名前が書かれているのです。
二人にどこからカードを持ってきたのか尋ねると、「下駄箱の横に落ちてたパパのお財布に入っていた」と......。
実際は財布ではなく名刺入れなのですが、夫の物に間違いはありません。
慌てて「パパの大切な仕事の物だから」と取り上げ、子ども達の前では普段通りに平静を装いましたが、心の中は夫の裏切りに対する怒りでいっぱいでした。
夫は週の半分以上は帰宅が遅く、理由は残業や接待と言っていましたが、それすらも信じられません。
子ども達が寝た後で、カードを出して見ました。
スマホで店の名前を検索すると、私が思った通り、キャバクラ、ガールズBAR、風俗店でした。
ご丁寧にサービス券まで入っています。
夫とは職場の同期でしたが、恋人関係になる前の方が年数が長く、その頃たまに友達とキャバクラや風俗に行くと言っていたことを思い出しました。
しかし、結婚をして子どもが生まれてから、子煩悩で休日は家族サービスが過ぎるほどの良いパパで、まさかそんな遊びをしているとは夢にも思っていなかったので、身体が震えるほどショックでした。
帰宅した夫にカード入れを渡し、今日あったことを話すと黙り込んでしまいました。
しばらくの沈黙の後、キャバクラは接待で行ったけど、ガールズBARや風俗は自分は行ってないと言うのです。
会員カードは会社の同僚のものだと......。
下手な嘘に呆れて何も言えず黙っていると、開き直ったように口を開きました。
「お前が信じないのは勝手だけど、事実だからこれ以上は話すことはない」
営業マンなら、もう少し「まともな嘘」をつけばいいのにと思いながら、私も黙ってはいられませんでした。
「私は全く今の言い訳は信じてないし、裏切られたことを許してないことは忘れないで」
そう言うと、今度は逆ギレし始めました。
私は逆ギレしている夫に呆れ、喋るのも不愉快になってきたので「もう、いいよ」と話を終わらせました。
元々単純な夫は、私の「もう、いいよ」を許してもらったと受け止めたようで、次の日から何事もなかったように接してきます。
しかし、私は許していないし、今後も許すつもりはありません。
いつか、ギャフンと言わせようと思っています。
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