「子ども、風邪ひかせないでね」毎日の電話をそう締めくくる義母。ある日、つい言い返したら...⁉

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:ヨードLAN
性別:女
年齢:45
プロフィール:子どもたちにはとっても優しい義母と静かに戦う主婦。

「子ども、風邪ひかせないでね」毎日の電話をそう締めくくる義母。ある日、つい言い返したら...⁉ 48.jpg

18年前うちの子が産まれてから、毎日のように義母と電話をする私。

近所に住んでいるので、週2くらいでは会ってはいるのですが、会わない日は必ず電話がかかってきます。

子供たちは幼児期のころ、よく風邪をひいていて、毎月のように熱を出して病院に通っていました。

兄弟なので先にどちらかが風邪をひいたら、うつってしまうんですよね。

その頃の義母の電話の内容は、子供たちの体調を気にするものです。

必ず最後に「子どもたちに風邪ひかせないでね」っと締めくくられます。

もちろん、そんなつもりないんですけど? という気持ちもありましたが、心配で出てくる言葉だろうなと、その頃は気にしていませんでした。

小学生にあがると電話の内容は子供たちの1日と旦那のことになりました。

すべて把握して満足したいんでしょうね。

行事には運動会・学芸会のほかに授業参観なども参加したかったようです。

電話で「風邪ひかせないでね」と締めくくるのは相変わらずでした。

そして、上の子が高学年になった頃のこと。

ある時、いつもの締めくくりの言葉に...つい、というか、思い切って言い返してみたんです。

「ひかせているわけではありませんよ」

...予想外の展開が待っていました。

「そんなの別にいいじゃない」

怒った様子で義母にガチャ切りされたのです。

嫁の反抗に腹が立ったのか、約1カ月電話がかかってきませんでした。

この日まで、嫁姑はうまくいっていると思っていた私。

こうなってしまったことにすごくショックでした。

毎日連絡するこの関係が鬱陶しくもあり、でも自慢でもあったからです。

これをきっかけに毎週義実家に行っていたのもやめました。

義母からの束縛が解かれて...すごくホッとしたことを覚えています。

1カ月、相当我慢したのでしょう。

しびれをきらした義母は何もなかったように電話をしてきました。

そして...相変わらず「風邪ひかせないでね」と締めくくります。

心配性じゃなくて確信犯ですね。

義母からの電話は子供たちが高校生になった今でも続いています。

旦那にも相談したけど気にするなと相手にしてくれません。

大したことないとはわかっています。

でもこんな小さな嫌みが積もれば積もるほど、嫌悪感という亀裂が増していきます。

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