<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ひなた
性別:女
年齢:41
プロフィール:50歳の夫と中学2年生の娘とのんびり暮らしている、関東在住の専業主婦です。
関西在住の75歳になる義父は、大らかな方で、細かいことは気にしない明るい性格。
物怖じせずに初対面の方とも気さくに話せるし、退職後も趣味のコーラスやテニスに通っていらっしゃる、とってもアクティブなおじいちゃんです。
しかしデリカシーがなく、配慮が足りません!
面白ければ、相手がどう思っていようがいじりたおすし、笑いをとろうとします。
毎年冬休みには帰省しているのですが、デリカシーがない発言や行動に、毎回胃がキリキリ痛んでいるんです。
この前帰省したのは、中2の娘がセミロングからショートボブにイメチェンしたばかりの時でした。
広瀬すずちゃんの写真を見せてオーダーしたのですが、仕上がってみると、まだ幼い顔立ちのせいか、普通のおかっぱの女の子......。
カットを終えて帰ってきて、本人がすごく気にしていたので、「かわいい、かわいい、似合ってる!」と褒めて、なんとか気分を上げたという経緯がありました。
帰省してご挨拶するなり、義父が娘に対して言ってしまいました。
義父「おお、すっかりちびまる子やな~! いや、刈りあげだからワカメちゃんか?」
娘「刈り上げじゃないもん!」
義父「それは、刈り上げっていうんだよ! いやいや、お前は小さいからタラちゃんか?」
中2にしては身長が低いこと、普通のおかっぱ風になってしまったこと、今一番気にしている娘の地雷を全部踏んでしまったのです。
だんだん無表情になっていく娘。
それを全く気にせず楽しそうにいじる義父。
悲しい気分で髪が伸びるまで過ごさなくてはいけないのですから、もう少し考えてから発言していただきたかった!
それから、こんなこともありました。
美味しいウィンナーをお歳暮にいただいたとのことで、晩御飯にみんなで美味しく食べていたときのことです。
「ウィンナーの作り方って知ってるか?」
義父が自慢気に語りだしたのは、詳しいウィンナーの作り方。
何に詰められているかを知った娘は大変ショックを受け、それ以来ウィンナーが食べられなくなってしまいました。
焼肉屋に行った時も、肉の部位を詳しく語りはじめようとしたので、さすがに私もおいしく食べられなくなるので、やめていただきました。
義父は洋画が大好きで、リビングのテレビで映画をよく見ています。
大画面で繰り広げられるのは血しぶき大量の銃撃戦や、濃厚なベッドシーン、凄惨な拷問シーン......。
幸い字幕版で見ているので、なるべく画面が見えないように、私たちはダイニング側で過ごすことにしています。
私と娘はスプラッタものやホラー映画は苦手だし、特に娘は夜も眠れなくなってしまうので、あまりに酷い映画のときは、番組を変えてほしいとお願いするのですが、仕方なさそうに変えてから、こんなことを。
「まだまだお子様やなぁ」
「もうこれぐらいは見れるようにならないと!」
お義父さん、中学生はまだ子どもだし、それらはR15指定並みの映像だと思います!
中学生女子はとくに繊細です。もう少し発言や行動に気を付けてほしいと切に願っています。
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