<この体験記を書いた人>
ペンネーム:あっちん
性別:女
年齢:49
プロフィール:義両親と同居の49歳の専業主婦です。
同居している77歳の義父の「ええかっこしい」に困っています。
義両親は商売をしていました。
義父は商売とは関係なくても、お客様に困っていることがあると親身に耳を傾け、一緒に知恵を絞ってみるような面倒見の良いところがあります。
普段家の中では無口で強面ですが、商売柄か人前では別人のように「いい顔」をして笑うのも私は魅力の一つだと思っています。
今は商売を閉めて、使っていた店舗は壊して庭の一部になっており、簡単なテーブルセットを置いたりしています。
時間が出来た義父は、そのテーブルセットに座ってご近所さんと会話を楽しんだりしています。
人が来てくれる生活に慣れているので、人の声が聞こえるのは嬉しいです。
それに、義父の健康のためにも良い事なので大いに賑わってくれたらいいなと思っているのです。
しかし、困っているのが、義父が家にあるものをご近所さんにあげてしまうこと。
自分のものならいいのですが、私たちのものだろうとおかまいなしなんです。
最初に被害にあったのは義母でした。
義母が苗木で買ってきて大切に育てていたレモンを、珍しがった人に植木鉢ごとあげてしまいました。
レモンがなくなっている事に気づいた義母に聞かれた義父は、あげてしまったと答えましたが、謝りはしませんでした。
義母は腹を立てていましたが、返してと言いにも行けません。
義父に嫌みを言って我慢しています。
「お義父さんもお義母さんに謝ればいいのに...」
そう思いながらも、人ごとと考えていました。
でもそれは甘かったのです。
義父による被害は私の身にも降りかかってきました。
先日、私が作った寄せ植えの鉢が見当たらずに嫌な予感がして義父に聞いてみたところ、褒めてくれた人に「持って行きなよ」と持たせてしまったと言うのです。
鉢も気に入ったのを買ってきて作った鉢植えでした。
酷い......怒りがこみ上げました。
そしてもちろん、義父は私にも謝ってはくれません。
それでも私は義母の様に嫌みを言うわけにもいきません。
「これからは黙って持たせないで、一言声を掛けて下さい」
そう言って終わりにしました。
しかし、義父は改めてはくれません。
すぐに、義母がテーブルセットの上に置いておいたジュースの詰め合わせを、遊びに来た義妹の子供にあげてしまいました。
義母が文句を言うと、義父は「たかがジュース」を「孫にあげただけ」と逆切れです。
「黙ってあげた」ことと、「謝らない」ことが問題なのですが、義父は認めたくない様子です。
このまま続けば、義母の堪忍袋の緒が切れる日がきそうで怖いです。
私も声を荒げてしまう日が来るかもしれません。
大きな喧嘩になる前に、義父に「ええかっこしい」を改めて欲しくて、どうすればよいか頭を悩ませています。
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