うちの車は姑のタクシーじゃない!夫が姑と交わしていた「ありえない約束」/かづ

アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。

現在は夫婦二人と3ニャンとで暮らしています。

今から36年以上前の、結婚当初のことを思い出しながら書いています。

前回の記事:「嫁いじめする姑」も本家に行けば「嫁」。法事で明らかになった「本家と姑の確執」

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引っ越してからというもの、姑からは夫の休みのたびにあそこにここにと、買い物だのに連れ出された。

どこに行くかを決めるのも姑で、夫の休みは全て姑の用事で埋まる。

車の運転は夫で、助手席には姑。

後部座席に子供を抱いた私と舅だった。(当時はチャイルドシート義務化前)

夫の横には姑が並んで歩き、腕こそ組んでいないものの、姑の顔は恋人とのデートの様に見えた。

私の嫉妬からだったのかも知れないが、姑のその態度が私の存在を消していた。

姑としては嫁など連れて行きたくは無いが、荷物持ちと孫の世話係として連れて行かなければならなかった訳だ。

もちろん舅も一緒に行くが、デパートでもスーパーでも舅は入ってすぐにある入り口付近のベンチに座り、そこから別行動になる。

舅は一人でウロウロ見て歩くで無し、私たちが迎えに行くまでそこに座って待っているのだ。

舅は姑にとって、今で言えばATMの役割でしかなかったのだろう。

私は夫に何度も頼んだ。

休みで出掛けるのなら親子3人で出掛けたいと。

そのたびに夫は『金がかかる』と言う。

私は何もお金がかかる様な所に行きたいのではなく、親子3人で居たいのだと言った。

夫にしてみれば、姑と出掛ければガソリン代も駐車場代も飲食費も全て出してもらい、時には自分の欲しい物も買って貰える。

そして子供の面倒も見なくて済み、出掛けて帰るのは義実家で、夫はゴロゴロしたり昼寝して過ごす。

ある日の事、姑がいつもの様に夫の次の休みの予定を聞くために電話をして来た。

私は次の休みがいつか知っていたが、姑には知らないと答えた。

姑は分かり次第連絡して来いと言うので、思い切って姑に言った。

「休みのたびにお義母さん達と出掛けているので、次の休みは私達だけで過ごしたいです」

姑の返事は意外なものだった。

「あんた、そんな事が言える立場か?」

立場も何も、嫁だから言える立場じゃないって意味か?

姑が続けて言ったその理由に私は絶句した。

「あんたとこ車買ったやろ?
あれ、頭金誰が出したか知らんの?
頭金に30万程足りんて言うからコッチが出したんやで?
30万もあったらタクシーに結構乗れるけど息子がタクシー代わりに車出すからって約束で30万出したんやで?
そやから私が車出してって言うたら、あんたらは断られへんのやで~」

姑は楽しそうな口調だった。

夫が新車に買い替えるとき、中古車の下取り額が新車の頭金ほどにならないと思ったが

「綺麗に乗ってたから頭金は大丈夫やった。」

と夫が言うし、後で追加で費用が要ったと言う事が無かったから、不審には思ったがモヤモヤは残っていた。

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足りない分は親に泣きついたのか...。

それもタクシー代わりになると約束して。

「だからあんたらは断られへんの!
 断るんやったら30万耳揃えて返して!」

姑の言葉に目の前が真っ暗になって頭がくらくらした。

夫が帰宅し、車の頭金を姑に出して貰ったのかと問いただした。

夫「じゃあお前が買ってくれるんか!30万用意してくれるんか!」

私「マンション買って気が大きなって、ゴルフセットだスポーツクラブだって何金持ちのつもりで居んねん!中古車乗っとけば良かったやろ!」

夫は無言で立ちあがって電話を取り、姑に電話を掛けた。

「あ、僕やけど、当分そっちとは行き来せぇへんから!」

それだけ言って、夫は電話をガチャ切りした。

「これで文句は無いやろ!」

私の中では何も問題が解決していない。


続く

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かづ

​ブログ「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」の管理人で、Ameba公式トップブロガー。 ​基本専業主婦の​50代​。子育てが終​り、​夫と4ニャンと暮してい​る​結婚36年目です。 ​一人っ子の夫と結婚し、舅姑の理想の嫁でなかった私の結婚生活においての戦いを思い出しながら書いています。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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