今と昔を行ったり来たり。「認知症の義母」の世話を負担に感じなかった理由は...⁉/山田あしゅら

こんにちは山田あしゅらです。

『13番さんのあな―介護家庭の日常―』というブログで義両親の介護の様子を嫁の目線で綴り始めて10年以上が経ちました。義両親と同居しながら介護をしていた当時のことを思い出しながら書いています。

前回の記事:まるで初登校した小学生みたい!デイサービスから帰ってはしゃぐ義父にホッ

義父の話ばかり続いたのでここらで義母の話をしましょう。

難儀な性格の義父とは好対照な義母。

認知症の症状は止まらずに進行していたものの、それでもおだやかな毎日を送っていました。

発症当初は

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いくつかの混乱騒ぎもありましたが

関連記事:いるはずのない赤ちゃんが見える。認知症の現れ方、義母の場合/山田あしゅら

この頃はそれも鳴りを潜めておりました。

認知症の進行は身体の動きにも影響します。

『出来ないこと』は日ごとに増えていました。

手探りの介護ですので戸惑うことはありましたが

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義母の世話を負担に感じることはほとんどなかったのです。

何でも素直に受け入れてくれる義母の性格ゆえか、幼子の面倒をみている感覚だったのかもしれません。

依存心の強さはあるものの

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常に私を頼ってくる義母のことを「かわいい」とさえ思うようになっていました。

昔のままの義母ならば、こんな関係はまず考えられなかったでしょうね。

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時折、気難しかったかつての義母がよみがえる時もありましたが

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『まだら』の豹変はほんの一瞬。

長続きはしません。

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怒っていたこと自体、瞬く間に忘れてしまい普段の穏やかな義母に戻るのです。

今と昔を行ったり来たり。

どちらが本当の義母なのか?

まるで紙芝居をめくるように義母の思いは入れ替わっていきます。

私たちもそんな義母を見て

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・・・なんて茶化したりしていましたが、義母はこの日常とどうやって向き合っていたのか。

本人でなければ分からない苦悩があったことでしょう。

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しかしこの義母の素直さが、わが家の介護の癒しとなっていたのは確かです。

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山田あしゅら

50代後半の主婦。息子3人はそれぞれ巣立ち、現在は孫が2人のおばあちゃん。指定難病及びうつ病の義父(太郎)と認知症の義母(はな子)の介護の日常を綴ったアメーバブログ「13番さんのあな―介護家庭の日常」は11年以上続き、現在も継続中。

義父は入院をきっかけに2017年7月、老健へ入所。2019年肺炎により再度入院。同年4月28日逝去。享年90歳。

義母は週5日デイサービスに通いつつ在宅で介護されていたが2018年1月体調を崩し入院。療養病棟へ移り現在に至る。94歳。

在宅期間の日常を題材にした著書『毒舌嫁の在宅介護は今日も事件です!』を2017年7月に出版した。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

山田あしゅらさんのブログ:「13番さんのあな―介護家庭の日常」

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